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別々のチームでも成長を促進する:海外拠点の若手エンジニア育成のために始めたこと

こんにちは。世界中でモノつくりの連鎖を起こす『GAOGAO』で、よろず屋をしているしまむ(@smtrdev)です。

現在インドネシア・ベトナム出張中で、軽い風邪を拗らせてしまいましたが、なんとか体調が回復してきました。

さて、今回は弊社の若手海外メンバーの育成に関するお話をしようと思います。

背景

GAOGAOでは、開発プロジェクトごとにチームを組成しています。
例えばよく知る顔同士のメンバーが5人いた場合、5人がそれぞれ異なるプロダクトの開発に従事する、ということもよくあります。

そんな中、昨年から海外の新卒メンバーやインターン生の採用を強化した結果、国を跨いで20代前半の若手のメンバーが活躍する場面が増えてきました🎉
(現在、シンガポール(🇸🇬)、ベトナム(🇻🇳)、インドネシア(🇮🇩)から計5名)

そこでこの度、彼ら・彼女らのパフォーマンスをさらに引き出すために「海外若手チーム(Overseas Team)」を立ち上げました。そこで始めた取り組みに関してご紹介していきます。

赤が自分、オレンジが海外若手メンバー、灰色がOKR運用非対象メンバーを示した雑な図
横串のオレンジが海外若手チーム(Overseas Team)

OKRの運用

GAOGAOでは、一部のメンバーを対象に運用しておりましたが、海外新卒・インターン生も今年から対象に含めて運用をしています。

※人事評価に、コンピテンシー評価も合わせて運用していますが、今回はOKRに絞ってお話しできればと

具体的には、Google re:Work の資料を参考に英語版の Google Spreadsheet を私の方で作成し、メンバーに OKRを設定してもらいました。

そこには

  • 全社レイヤーの Objective & Key Results x 1

  • 事業レイヤーの Objective & Key Results x 1

  • 個人の Objective & Key Results x 1

を記載する形式にしています。

1つの目標に集中してほしいとの意図を込めて、個人の Objective は 1つのみ、Key Resultsも3つまで、と制約をつけています。

全社レイヤー、特に事業レイヤーのOKRも同じ画面で明示することで、異なる開発チームに属していたとしても、大まかな Objective を意識できるようにしています。

現在本家サイトには日本語版しかないため、英語版を自前で作成

また、OKR運用対象者全員のOKRも Google Slide で作成し、いつでも閲覧できる状態を作りました。


突貫で作ったよくあるテンプレートを活用
メンバーがいつでも全員のOKRを見れるように

運用フロー

2週間のスプリントに見立てて、回しています
  • Q前の 1on1 で目標設定 [1対1]

  • 隔週の 1on1 (15min) で、チェックイン 兼 雑談 [1対1]

  • 隔週のウィンセッション (25min) で、フィードバック [チーム全員]

  • Q終了前の 1on1 で振り返り  [1対1]

チェックイン & ウィンセッション

今までの経験上、チェックインは 1on1 で兼ねて運用してきたこともあり、多方面のリソースを鑑みて、一旦は 1on1 に被せる形で運用しています。

頻度は今後調整するかもしれません。

また、ウィンセッションに関しては、個人的には完全に新しい取り組みでした。

よくありがちなのが、ウィンを共有できず、ただの共有会になってしまうことで、それを避けるためにどう進めていくべきか、最初は迷いどころでした。

とりあえずやってみようと決め打ちで決めたのが下記のフォーマットです。

  • アイスブレイク(3分)

  • Win & Challenges or Learnings の共有(15分)

  • 最後にメンバーに一言(3分)

まだ 1回しか実施できていないのですが、このウィンセッションが実はすごい盛り上がり、効果を実感しています 🎉

初回は全員に軽く、1・2行程度で記載してもらっていたのですが、意外と似たような悩みや経験をメンバーが抱えていたりで、チームでなかなかシェアする機会がなくてもこの場でシェアできることがすごく価値になっていると感じました。

誰かが発言をすると、自然とメンバーから共感のコメントなどが上がったりしてきて、MTG中の盛り上がりが続きました。

どんなに小さな Win や Challenge であっても、発言後にみんなで必ず拍手で賞賛をするようにしたのも、盛り上がりを醸成していました。

MTGの最後に、一言ずつメンバーに発言をしてもらうことで、開発しているものは違っていても、チームとしての一体感も少しずつ体感してもらえるきっかけになったのではと、傍目で見ていて感じています。

まとめ

チームを跨いだ目標管理無理ゲーだよ、しかも多国籍メンバーで…。なんて後ろ向きな気持ちになっていましたが、意外となんとかなる気がしています。

おそらくエンジニアリングマネージャーを経験された方であれば、抽象化すると似たような経験をお持ちなのではと勝手に想像しています。

今度この辺りの本も読んでみようと思いました。

GAOGAOでは、国籍・言語に関係なく活躍できるエンジニアが集まっています!

今後も、このような取り組みについて発信をして行きますので、ぜひ X や note のフォローもよろしくお願いいたします!

https://twitter.com/smtrdev


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