丸Foi

誰にも話すこともできなかったことを、言葉にするために登録しました。

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やっぱりback numberなんて聴くんじゃなかった。楽曲『水平線』。

寂しさや悲しさに抗うことに意味なんて、ない。 これはあくまで僕の考えだけれども。 疲れているとき、物事が上手くいっていないとき、ストレスが溜まっているとき、心身のバランスが崩れるからか、どうしようもなく不安定な状態に陥ることがある。 「人生はままならないもの」ということは頭でわかっているつもりだが、心はそんなに物分かりがよくない。このギャップが自己嫌悪を生み、苦しい思いをすることになる。 そりゃあ、他人のことであればいくらでも勝手なことを言える。 疲れているのであれば

    • 軽率に運命力を浪費する

      ※ ※ ※ 知ってましたか奥さん。 偶然が3回続くと奇跡が起きるんですって。 ドラマで乃木坂46の山下美月さんが言ってたから多分本当ですよ。 スターバックスコーヒーにはワンモアコーヒーという素敵なシステムがあって、ドリップコーヒーを注文すると、当日中であれば同じサイズのものを108円で頼めるというものだ。 夕方、僕は仕事で訪れていたビルの地下1階にあるスタバでその日3杯目のコーヒー。2回目のワンモアコーヒーの権利を貰うところ。飲み過ぎも飲み過ぎ。実に病的である。 店員

      • まるで感情のイモ掘り遠足。映画『花束みたいな恋をした』。

        ※ ※ ※ 映画を観ながら僕は、隣にいる彼女ではなく昔付き合っていた女の子のことを思い出していた。※ ※ ※ 映画『花束みたいな恋をした』を観た。 坂元裕二さんが脚本を書かれているということで、ずっと、ずっと気になっていた。 『最高の離婚』や『カルテット』のような、観た後に何とも言えない感情で胸中がぐちゃぐちゃになる作品ではなく、今回の映画は若者向けのラブストーリーなのかな、なんてことを予告を観たときは思っていたが、見事に裏切られた。 的外れな予想をしていた僕は、付き合

        • 褒めれたい。ただそれだけ。

          それは少し前のこと、新卒で入社した会社の内定者が集められて先輩社員との座談会が催されたとき、僕は「この会社で働き続けられているモチベーションのようなものがあれば教えてほしい」と訊いた。 先輩社員の回答は、非常に綺麗で整っていたことを覚えている。 詰まるのところ、クソみたいな回答だった。 「個人や企業の抱える課題を解決することで、感謝されたときにやりがいを感じるから」みたいなことを言っていた気がする。 思い返してみても本当にクソだと思う。 感謝で腹が膨れるならいくらで

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        やっぱりback numberなんて聴くんじゃなかった。楽曲『水平線』。

          嫌ってほど好きで、憎たらしいほど愛してる。楽曲『恋人ごっこ』。

          あなたが好きな人が、どうか最高に素晴らしい人でありますように。 友達以上で恋人未満。非常に脆く、曖昧な関係を綺麗に終わらせるためには、言い訳を挟む余地もない完璧な敗北が必要なのだ。 進むことも戻ることもできずに停滞しきっていた関係に、僕は相応しい名前を付けることができずにいたけれど。 僕と彼女が終わらせようとしたものの名前は多分、“恋人ごっこ”ってやつだった。 今はなんとなく、そう思う。 ※ ※ ※ 2020年4月1日(水)にマカロニえんぴつがリリースしたアルバム『

          嫌ってほど好きで、憎たらしいほど愛してる。楽曲『恋人ごっこ』。

          カフェでイチャイチャすんな。そっちがその気ならこっちはラブホでカフェラテ飲むぞ。

          僕は大学生のとき3年くらいスタバでアルバイトをしていたのだが、世間からよく馬鹿にされている“スタバでMac使ってるやつ”以上に目につく存在がいた。 それはカフェでイチャイチャしてるやつである。 イチャイチャというと、なんかボディータッチくらいの可愛らしい感じがするので、言い方を変えよう。 カフェでベチャベチャしてるやつである。 決して安くはないお金を払ってその場にいる以上、やつらがどう過ごそうと他人がとやかく言うべきではないかもしれない。 けれども。 それでも。

          カフェでイチャイチャすんな。そっちがその気ならこっちはラブホでカフェラテ飲むぞ。

          “男の旬”ってあるのだろうか。脂がのって美味しい旬を迎えるどころか、賞味期限が切れて腐っているかもしれない話。

          「結婚は30歳過ぎてからでいいかな」 なんてことを言う男性は少なくない。少し前までの僕もそうだった。何故このような考えが蔓延っているのだろうか。「お金がないから」「仕事に打ち込みたいから」「自由を失いたくないから」など、理由は色々とあるだろう。しかし、最大の要因は別にあるのではないか、と僕は踏んでいる。 結婚は30歳過ぎてからでいいかな、なんて思っているそこのあなた。 もしかして、男性は30歳過ぎに旬を迎えるなんてことを思っていたりしないだろうか。 旬を迎えた自分であれ

          “男の旬”ってあるのだろうか。脂がのって美味しい旬を迎えるどころか、賞味期限が切れて腐っているかもしれない話。

          女の子のゲロを自分のカバンで受け止めようとした話。小説『明け方の若者たち』

          人生には忘れられない瞬間というものがあって、それを思い出させるスイッチは世の中のどこに設置されているかわかったものではない。たとえば僕に付けられたスイッチの中には、関ジャニ∞の『ズッコケ男道』を聴くだけで昔付き合っていた女の子との思い出がフラッシュバックするというものがあった。最高に意味がわからないと思ったことだろう。安心してほしい。僕もさっぱり意味がわからない。 僕が関ジャニ∞の明るく楽しい楽曲を聴いて号泣するヤバイやつではないことは別の機会で弁解するとして、ここで言いた

          女の子のゲロを自分のカバンで受け止めようとした話。小説『明け方の若者たち』