『ニュートン』5月号で記事を書きました、とそのレファレンス
noteを書くクセをつけないと思いつつ、忙しさにかまけて書かないのはまずいと思い、新シリーズを立ち上げました。
「書いた記事のレファレンスはこれです」シリーズです。
レファレンス(reference)
「参考文献」という意味。記事や本を書いたときに「この文献(書籍、論文、報道記事など)を参考にしました」として記載するもの。記事内容に根拠があること、詳しく知りたい人はこれを読んでね、ということで書かれる。
世の中にはいろんな記事がありますが、僕の記事は性質上、何らかの研究成果を紹介することが多くあります。研究成果は、ほとんどが「論文」というかたちで世界に発信されています。
科学という業界では、基本的には論文が一次ソースになります。それをレファレンスとして記載するのは、科学に敬意を表するとともに、本来なら最低限のルールです。
ただ、普通の雑誌ではスペース的にレファレンスを載せることがなかなか難しく、そういう風習もあまりありません(本当はよくないんだけど)。
そこで、「自分は最近こんな記事を書いたよ!」と宣伝するとともも、そのレファレンスを載せることで、そういう風習をつくっていきたいと思っています。あとはnoteを書く習慣づけ。
というわけで、今回はこちら。
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久々に『ニュートン』5月号で記事を書きました。「新型コロナの後遺症 その実態は?」という記事で、国立国際医療研究センターの森岡先生にご協力いただきました。お忙しい中ありがとうございました。
詳しくは記事を読んでほしいということで、レファレンスです。
・国立国際医療研究センターから退院した63人の患者を調査し、何らかの症状を訴えている人が発症から60日後に48%、120日後でも27%いたという報告。
・国立国際医療研究センターに入院してから14日後でも何らかの症状を訴える患者が76%おり、20代以上では年代による差はあまりなかったという報告(新型コロナウイルス感染症 レジストリを活用した研究、後遺症に関する疫学調査)。
・中国武漢市の病院から退院した1773人の患者を調査し、退院6ヶ月後で何らかの症状を訴えている人が76%いたという中国からの報告。
・後遺症の一つである味覚障害の治療に亜鉛剤が使われることがあるが、亜鉛剤とビタミンC剤を飲んでも症状の持続期間を短縮できなかったというアメリカからの報告。
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