サイエンスライターはついに物件を見つけた
noteの新シリーズ「サイエンスライター、中古マンションを買う」の第3話です。
リフォーム済みの中古マンションで契約しそうになったけど契約内容にやばそうなところがあって振り出しへ、というのが前回までのあらすじ。
それから約2週間後、まだ入居中だが良さげな物件があるからどうか、と不動産屋さんに紹介されたので内見することになりました。
ちょっと遠慮しちゃうけど意外といい
正直、住民がいる空間でいろいろジロジロ見るのは気が引けるなあと思ったのですが、住んでいる感覚を直接聞けるのはアリです。たとえば、
その人の家具が置いてあるのでどれくらいの空間か把握しやすい
住宅環境を教えてくれる
今後のマンションの修繕予定を教えてくれる(玄関ドアは来年全戸で一斉交換するとか)
今ある設備の使い方を教えてくれる
……そんなくらいかなあ。空間イメージは結構ポイント高いと思います。賃貸のときもそうだけど、何も置かれていないガランとした部屋を見ると「お、広い!」と思うけど、実際に引っ越してきて家具を置くと「やっぱこれくらいの圧迫感あるよねえ」というのはよくある話。もちろん家具の大きさや量は自分と相手とでは違うけど、想像はしやすいですね。
まあ、教えてくれないこともあるけど。
南北に開けているから冬の北風がすごい、網戸がずれるくらい
近くに運送関係の建物があるから夜中にトラックの音がたまにだけどする
……「聞かれなかったからさ」と言われればそれまでなんだけど、もうちょっと深掘りしてもよかったなあと。良くないことを聞くということは事前に知っておきたい、つまり購入意欲があることの裏返しでもあるし、素直に教えてくれるはずなので(自分だったらそうする)。
目の前が交通量の多そうな道路だったら車の音はどうかとか、住民の雰囲気やゴミ出しルールはしっかりしているかとか、もしオートロックマンションでないから謎の勧誘がないかとか。
あと、キッチンやトイレなど既存設備は何年使っているかは聞いておくのがいいです。いずれ自分でリフォームするときがくるはずで、その目安は把握しておいたほうがいいからです。今回は僕の好みとあまり合わなかったので、1〜2年のうちにリフォームするつもりだったので聞かなかったけど、念のため聞いてもよかったかも。
頭を冷やしてからの決断へ
立地は文句なし、新耐震基準で管理会社もしっかりしてそうなところなので、かなり良さげ。予算もギリギリ範囲内。とはいえ、このまま勢いに任せるのはちょっと怖いので、2日後に返事することにしてクーリング期間へ。
ざっと不動産サイト(SUUMOとか)を見ていても、これより良さそうな物件はあまりなさそうなのは確か。ちなみにこの時点で今住んでいる賃貸の更新が2ヶ月後に迫っているので、決断するならこのタイミング。
というわけで、この物件に決めることに。問題は、住宅ローンが通るかどうか。信用のないフリーランスは金利の高いフラット35にするしかなさそうだけど、それでも貸してくれるのだろうか。
つづく。
(カバー写真は、内見した日のお昼ごはんです)
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