見出し画像

文章で世の中が少しでもよくなってほしいと願った2023年

今年はnoteを毎週書くことを目標に掲げていました。10月まではなんとかできていたけど、終盤に超大型ゲンコォが佳境を迎えてnoteがおざなりになってしまいました。その超大型ゲンコォは年内に目処が立って、あとは年始に取りこぼしたところを埋めれば初稿が終わるところまできました。発表できるのはうまくいって夏くらいかな。お楽しみに。

先のことは年明けに書くとして、今年の振り返りを。

本をそこそこ読んだ

ここ数年仕事に必要な本以外をなかなか読めていなかったけど、積読も含めて割と読書した1年でした。その中でも特によかったものを。

本を読めてなかった自分を救ってくれた本。なまじ本や文章に関わる職業だから、他の人が書いた文章にも敬意と払って誠意を込めて読むべきと思い込んでいたところがあったけど、本ってもっと気楽に読んでいいものだと気づかせてくれました

怪しげなニューロマーケティングとか脳信仰主義を一刀両断する本。ちょうど意識や感性工学とかの記事に関わっていたころだったから、どこまで本当なのかなあと考えながら読んでいました。サブリミナル効果やコカ・コーラvsペプシ、嘘発見器とかの話もあって面白いです。

面白いといえば、今年読んだ中で圧倒的に面白かったのが『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。個人的にSFはちょっと苦手なんだけど、これは背景説明や描写がすごく巧みで読みやすいし、展開や演出も上手い。ラストシーンは一生忘れないほどのものになっているからぜひ読んでほしい。

大学・研究機関のお仕事が増えた

今までも中央大学や理化学研究所の研究紹介メディアに書いてきたけど、今年は新たに千葉大学と産業技術総合研究所(産総研)でも書くようになりました。大学や国の研究機関も産学連携を推進したり、優秀な学生や研究者を集めたりしてお金を集めないといけない事情があるのかな、と思っています。とはいえ、どんな研究をやっているかということを広く知らせるのはいいことだと思うので積極的に協力しています

書籍のお手伝いをした

いわゆる編集協力というものですが、細胞培養のスタートアップ企業のインテグリカルチャー社の羽生さんの書籍を出版するお手伝いをしました。培養肉を含めた細胞農業の現在地がよくわかる本になっていると自負しています。小ネタもいっぱいあります。

名前は出せないけどいろいろお仕事した

署名記事でないものもいっぱいあるから具体名は出せないけど、例えばある食品メーカーの病院食の販促物制作に関わっています。いろんな病院関係者に画面越しでも直接でもお話を聞いて、その病院食の採用事例をまとめtパンフレットにしています。販促物とはいえ、それで少しでも世の中がよくなればということで協力しています。

あとは生命科学の研究者向けに製品やサービスを出している研究機器・試薬メーカーの自社メディアでも記事を書いています。これも、研究が進んで少しでも世の中がよくなればと思いながらやっています。

お仕事に対する考えは人それぞれだけど、僕はめちゃくちゃ広い意味で「文章によって世の中が少しでもよくなってほしい」と考えながら書いています。BtoBもサイエンスのことも全部です。来年も、世の中が少しでもよくなるような文章を書いていきたいものです。

それでは、来年にお会いしましょう。

* * *

noteユーザーでなくてもハートマーク(スキ)を押すことができます。応援よろしくお願いいたします。

この記事が参加している募集

ライターの仕事

ここまで読んでいただきありがとうございました。サイエンスの話題をこれからも提供していきます。いただいたサポートは、よりよい記事を書くために欠かせないオヤツに使わせていただきます🍰