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小さな手紙が繋ぐ、幸せの連鎖

こんにちは :-)

みなさんは、最近何に対して感謝しましたか?それを言葉にしたり、伝えたりしましたか?


小学生の頃、六時間目が終わって、下校する前に“帰りの会”っていうのがあったんです。帰りの会では、各委員や教科係からの連絡とか、先生からの連絡・お便り配布がありました。

二年生か三年生の時だったと思うんですけど、先生からの連絡の前に、今考えるととっても素敵な時間を設けてもらっていたんだなって気づきました。

いいこと探しっていうコーナー(?)があったんですよ。


うちのクラスには、背面黒板のとこに小さなポストみたいなBOXがあったんですね。そこには、一日の中で、誰かに何かしてもらってうれしかった事とか感謝したいことがあったら、休み時間のうちにそのBOXに小さいお手紙を入れておく。そして、帰りの会でその日の当番がBOXの中のお手紙を取り出してみんなの前で読んで、みんなでその人に向けて拍手しようっていう。

内容はザ・小学生って感じのものです(笑)。例えば、

○○さんが算数の時間に消しゴムを拾ってくれました。

とか

○○くんが教科係のプリントを配る仕事を手伝ってくれました。

とか。そんなことでみんなに言うほど…?(笑)って思ってしまう気持ちも分かります。でも、たとえどんなに小さな出来事でも、それに感謝するって大事だと思うんです。

誰かの行為を「当たり前」だと思って流してしまえばそれで終わってしまうけど、その行為が他人に向けてのものだったら。行為というものは、「人が意志(意思)に基づいて行動すること」と辞書にはありましたが、行動を起こした人は、その行動の対象(相手)のために動いているわけです。それについて、わざわざ紙に書かなくてもいいことかもしれない。それでも、自分が受けた誰かの行為を紙に書くことで、自分が受けた親切な心を自覚できるのではないかなと思います。そうしたら「当たり前のもの」ではなく、「貴重なもの」「感謝したいこと」と思えるはずです。

しかも、その行為をみんなの前で紹介すると、ほかのみんなも「貴重なことなんだ」「すごいことなんだ」と気づくことができる。そして、自分もそういった行動を起こそう!と思うかもしれない。

さらに、紹介された子は自分の行為が「感謝されること」・「賞賛されること」であると自覚できるので、またその行為をやろう!という気持ちが生まれるのではないかと思うんです。


こうやって、『感謝』によってハッピーが連鎖していくんです。当時はこんなこと気づかずにやっていたのですが、これってすごい素敵なことだなぁと。10年以上たっても『いいこと探し』について振り返られる、そんな経験をさせてくれた当時の先生に感謝したいです(^^)

そして改めて、今後の生活では、小さな幸せをたくさん見つけて感謝できるひとになりたいなと思いました。それもちゃんと書き留めておこう、と。


お読みいただきありがとうございましたm(__)m みなさん素敵な一日になりますように。

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