初めて大人を叱った日

今日ははじめて記念日。
タイトルにあるように自分より年上の大人を叱った日。
とはいえ、まだ社会人ではなく、アルバイトで最近来た人だし、かっこよくタイトルに「叱った」と書いたけど確実に「怒った」とか「キレた」の方が近い。

初めての行為には反省が必要だし、すごーくこれを書いている時もムカムカな気分だけど、せっかく初めての経験なので、今の気持ちをプラスに捉えるために、書きます。

まず、内容。
私はその相手の教育係みたいな感じ。研修をしたり、打ち合わせをして授業を一緒に作る。そして、それを見て、フィードバックして更に成長してくれたら私も嬉しい。そんな感じ。
初めて話した時から会話のテンポが合わなかったり、1回言ったことを確認のつもりか聞いてきたり、対応して考えてよーと思うところも聞いてきたり、これは私の伝え方や、相手のスペックではなく、本当に波長が合わないんだなぁと思った。

そして今日。打ち合わせでこれはしないでくださいということをめっちゃやっていてあちゃーと思った。もっと丁寧にするべきだったかなとか色々反省した。
 ミーティングの時に全体向けに会社のサービスを説明したり、こうしたらもっと良くなるよというのを研修のチェックシートを使いながら話した。みんなよく聞いてくれて、我ながらいいこと言えたな、とは思った。

だけど。例のその人は違うことをしていた。ああ、やっぱりそういうところだ。と思った。そういうところで波長が合わなくなって、同じ説明をしなきゃいけなかったり伝わらないんだ、と。

ミーティングが終わったあと、次の打ち合わせをしているんだけど、やっぱり合わない。色々モヤッとすることをわざわざ言ったり、ありがとうも言わなかったり。

そして、カチーンな出来事が。一言で言うと、自分でやりたい。アドバイスは聞いた時に答えてくれたらいい。とのこと。
デビューして数日の奴が何言ってんの、という気持ちと今まで自分に時間や労力を「かけてもらった」という感覚がこの人にはないんだ、という悲しさ。

ここで私が「叱れた」と思った点は2つ。
ひとつはその態度はダメだとちゃんと理由を説明できたこと。
2つ目は「じゃあこれからどうしますか?」と納得させた上で聞けたこと。
叱ることに関して無知すぎたけど、ここは上手くいったと思う。

悪かったこともある。
1つ目はふつーにめっちゃイライラしていたこと。冷静になろうと思っても正直慣れていなかった。
2つめは他の人のいるところで言ってしまったこと。
よく、1人の場面で話した方がいいって言うよね。それは無理だった。(力に任せてしまった。)


そして考えたことは2つ。
叱るって難しい。私も沢山叱られたけど、叱った人はこういう気持ちだったのかと思う。色々反省して、嫌な役をやったのだなと。
当事者になってみたいと分からない気持ちになった。

2つ目。私は教えられ上手だった。
新卒の時にすごく良くしてくれた先輩がいらっしゃった。数年経って「あの時の恩は忘れられない」と伝えると、「君は一生懸命聞いてくれたし、メモを取ったり、実践したり、教えていて気持ちよかったからやりたくてやった」と言ってくれた。その時は当たり前のことをしただけ、ありがとうございます。で終わった言葉だったけど、自分が教えるようになってからわかる。私が教えてもらうことに関して「当たり前だ」と思っていた感謝や姿勢は当たり前では無いらしい。ちなみに、この私のいい所を育ててくれたのは間違いなく、ピアノと吹奏楽部。先生のお宅に伺ったり、1対1のレッスンはこういう礼儀を育ててくれたと思う。

自分の仕事でやったことだけど、その態度?って思うことはよくあって、自分で見返りを求めるものでは無い、と言い聞かせていたけど、私の中の良い当たり前があったからだと思った。


こんな感じで、初めての「叱り日」は反省を残して、知らない立場の気持ちを知ったり、自分のいい所を見つける機会になった。

例のその人とはやっぱり納得いかないことが沢山ある感じで終わってしまったけど、上手に付き合いたいと思う。


20230904

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