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今年に入って世界全土に広がっているCOVID-19。
突然の学校休校に、慣れないリモートワーク。
私は薬アレルギー体質のため、通勤時間にはかなり神経をすり減らしました。

巷では「コロナのせいで」という言葉であふれています。
そんななか、ふとみつけた「コロナのおかげ」という言葉。
視点を変えれば見方も変わると普段よく話していたはずなのに、すっかり忘れていた自分がいました。

今回は、「コロナのおかげ」と「コロナのせいで」について考えてみたいと思います。

コロナのせいで外出しにくくなった

コロナのせいで確実に外出しにくくなりました。
「不要不急の外出」といっても線引きが難しい。
「ソーシャル・ディスタンス」て何ですか?

私は、月一度の高血圧の定期診断と、不定期の歯医者に通院中ですが、いまだ、再開していません。
自分は普段出勤しているから、無症状かもしれない。
お年寄りの方がたくさん通っている病院に行ってうつしてしまったら取り返しがつかない。
歯医者にある器具って、飛ぶよね。
考え出したら、きりがありません。

そのうち、歯医者さんからは「治療中の歯を放置していると悪化してしまいます。予約お待ちしています」ハガキが届いたけど、そこの歯医者さんから歩いて数分のところでクラスターが発生していると聞いてしまったら、やっぱり行けません。

私の場合、薬アレルギー体質で、しかもいろいろな薬に反応してしまいます。
いま、COVID-19に有効ではないかと言われているアビガンも、私は多分飲めないと思います。
新型インフルエンザにアレルギー反応してしまい、翌年からインフルエンザの予防接種が受けられなくなってしまったからです。

結局、そんなこんなで今日までズルズルきています。
外出回数も極端に減り、恐ろしいことに、この期に及んでコロナ太り、発症中です。

コロナのおかげで時間が有効利用

コロナ前は、職場帰りに寄り道していた各種セミナー。
人脈確保と事故研鑽のために行っていたのですが、コロナにより、対面でのセミナーがなくなりました。

かわりに、オンラインセミナーが加速度的に普及してくれました。

そのおかげで、移動時間がなくなった分、1日に複数のセミナーに参加することができるようになりました。
ちなみに、私の最高記録は1日で5ヶ所。
ただ、さすがにその時は全てが終わったときにひどい疲れ目になってしまいました。
なにごともほどほどに、ですね。

コロナのせいで買い物が大変

この問題は、現在進行中です。
我が家は4人家族。
大体、私がまとめて4人分の食材を土日いずれかにマイカー(という名の自転車🚴‍♀️)で買い出しして、週の中盤あたりでネットスーパーを数ヶ所たのむ、というのが何となくの流れでした。
それが見事に崩れました。

まず、ネットスーパー、完全崩壊。
つないでもつないでも、配送キャパを大幅に超えているらしく、3日先まで×印のオンパレードでした。
また、配送は〇印になってもほとんどの食材が売り切れ。
〇千円以上のお買い物で送料無料になるシステムのネットスーパーではその金額には到底届かず、結局使うことができませんでした。
緊急事態宣言が解除されてからがだいぶ解除されてはいますが、まだまだ平時には戻っていません。
この状態がしばらく続くのかもしれません。

実店舗で大きく変わったのは品ぞろえのうすさとレジ。
当初はパスタ、うどんなどの乾麺はどこに行っても売り切れ状態。なかなかそろえることができませんでした。
また、カップラーメンは大量に積みあがっているのに5食入り袋ラーメンは品切れ。
共働き家庭が多いので省スペースで家族分揃えられる食材が人気のようです。

店舗で大きく変わったのはレジ。
「ソーシャルディスタンス」を可視化するための足型プリントが施され、レジは店員と客の間に透明ビニールシート。
店員さんはビニール手袋を二重にしているようで暑くなるこれからの季節は大変そうです。
会員カードは手渡しせず、客が持ったまま店員がバーコードリーダーをかざしてチェックしていました。
また、店員がエコバッグに購入したものを入れるサービスを中止。客がサッカー台(スーパーで会計後に客がセルフで作業する作業机)でかごから移し替えます。
お金のやりとりも手渡しはせず、カルトン(お金のせるトレイ)を介してやりとりします。
結果、土日は常に「三密」状態です。

コロナのおかげで大気汚染が改善→あっという間に元通り

ステイホームが功を奏したのか、工場が稼働せず、車の排気ガスがなくなった街はよどんでいた空気がうそのように澄みわたりました。
このままこの状態が続くと思っていたのですが、ロックダウン解除されたあとは加速度的に元の汚染された街に逆戻り。
もう、あの澄み渡った空を見ることは二度とないかもしれません。

コロナのせいでエコ製品が停滞

コロナ前、じわじわと広がっていた「マイ〇〇」
マイボトル、マイバッグ、マイはし、マイカップ。
せっかく浸透してきたのに、衛生上の問題からこれらの製品が皮肉にもCOVID-19の登場とともに姿を消しつつあります。
マイボトルはペットボトルに、マイバッグはお店の買い物袋に(しかもこのどさくさに紛れて有料化に踏み切るらしい)。
なんとも皮肉な話です。

コロナのおかげでしっかり健康管理

職場、学校に外出する人に限るかもしれませんが、毎朝毎晩、健康管理をするよう指導されます。
ここで、熱があったら、たとえそれがコロナでなかったとしても連絡をしてお休みすることとなります(しかも、学校はともかく、私の職場は特別休暇扱いとなり給料が削られるということはありません)。
また、入館時にサーモグラフィーで管理される職場もあり、リスクを最小限に抑えるよう対策をたてています。

さいごに

突然全世界を襲ったCOVID-19。
マイナスなことばかりを考えてしまうと鬱々としてしまいます。
少し視点を変えて、「コロナのおかげでこんないいことがあった」ことを考えてみたら、意外とたくさん出てきました。

世界を見渡すとまだまだ終わりを迎えていないCOVID-19。
アフターコロナに戻れる日が来るかどうかもわかりませんが、これを機に新しい生活様式を軸に私たちの生活感が少し変わるかもしれません。
なにがあろうとも前向きに、楽しく日々を過ごしていきたいと思います。


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