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じろう

僕は長女が産まれるちょうど1年前にトイプードルを飼い始めた。

出会いは妻の知り合いの方の飼っている犬に子どもが4匹産まれたという事で1匹引き取らせてもらった。

名前はじろう。
僕がつけた。長男だけどじろう。特に理由はないけど日本の名前にしたかった。
なのでうちの子どもたちは、じろう、いお、さなの全員年子の三兄弟なのだ。ちなみに全員数字でも表記できる。じろう→26、いお→10、さな→37だ。たまたまだ。だってだってだーーって万が一次産まれたら4.5.8.9の中で選ぶってなって(他の数字も使ったらええやん)ゴーヤ→58かシク子→495になっちゃうでしょ?(んなこたぁないよ)
みつる→326は嫌やし。(る→6は納得いかないので)(別に326が嫌いとかではなく)(なんだったら好きより)

あぁーじろうの話。っと。326の話しそうやった。

産まれたてのトイプードルはほんまもんのぬいぐるみみたいだった。
最初は特にしつけが大変で、トイレの場所を教えなければならない。最初の何日かはいろんなところでトイレをした。拭いて、洗って、とにかく「もぉうーーーーーーーー」ってなる。

じろうも段々わかってきて、トイレもできる、おすわりも、お手も、伏せも、回れ、だってできるようになった。比較的トイプードルは賢いみたいだ。体も成長しトイプードルにしては大きな方で手足がスラッと長距離も走れそうなタイプだった。

そしてその後、依桜が産まれる。
初子の世話に必死になり、じろうをなかなか見れなかった。わんこもわんこなりに嫉妬をする。しかし依桜を噛みついたりすることはなかった。なんだったらじろうが依桜に耳を引っ張られてたりしていた。イタズラはたまにはしたが、じろうは優しい犬だった。さらに咲音が産まれる。そうなると、もう見る順番が依桜=咲音>じろうになるのだ。今でこそだいぶとマシだが0、1の年子2人を育てるのはとても大変だった。
僕は依桜、咲音よりもじろうに1番怒ったと思う。じろうは寂しい思いをしていたかもしれない。申し訳なかった。

じろうとの思い出は、僕が同期を何人か家に呼んで晩ごはんに肉を焼いて食べていた。もちろんじろうも肉を狙っていたが、僕に注意されるので食べれなかった。そらだってそんな物あげたらだめだよね。じろうにとって僕は主人なわけだし、当然言う事も聞く。じろうは我慢してドッグフードを食べた。そしてなんだかんだ時間が過ぎみんなで雑魚寝をしていた。じろうはこの時を待っていた。寝静まった頃テーブルの上に上がって残っていた肉を全部食べたのだ。眠った僕を踏み台にしてね。眠りについたら起きない僕の事をわかっていたのだ。待ってましたと言わんばかりに主人を踏み台にしてお宝をGETした。
いや踏み台にしてるって事は舐めてたじゃん!!次の日抱きしめた。

その何ヶ月かして僕は妻と離婚する事となる。(なーーーーんで!?!?!?)(凄い急展開)(どーーしたの?)(なんだって!?)

まあまあまあみんな落ち着こ。

この時、僕は1人。妻は長女と、次女はまだ妻が1人で0歳1歳を育てるのはすごく大変だったので住んでた家の近くにある妻の実家のおじいちゃんとおばあちゃんに見てもらう事に。じろうは妻の姉の家で見てもらう事に。
温かだった、幸せだった家庭は解散となった。
僕がもう少し器や視野が広ければみんな同じ所で暮らせてたかもしれないと思うと今でもたまに胸が締め付けられる時がある。しかしそれと逆にいろいろあったが、それがあって今があるんだ!と思う時もある。それがなければここ最近で出会った人とは関わりがなかったかもしれないからだ。
そして忘れてはならないのが3人の子を育ててくれてる妻、じーじとばーば、妻のお姉さんそれぞれにものすごく感謝をしている。

人生うまくいってるかいってないかは、人それぞれの思い方だから正解なんてないと思うけど僕が今どう考えてるかは1択で、自分が経験した良き悪しきを全て受け止めて、それを踏まえた上で今どう生きるかどういう姿を見せるかが非常に重要で大事なことなんだとそう思っている。でもまだ何もできていないし挑戦をし続けなければ何もない。頑張らないと3人の子どもたちを喜ばす事はできない。

5人(4人+1匹)で集まる事は恐らくはもうないだろうが(じろう以外はあります)僕の心の中ではしっかりと刻み込まれてます。じろうの話からちょっと派生してしまったがそのままでいいやすいません。
じろうの次の誕生日は犬用の肉でも買って持って行こう。どうせ僕の事は覚えてるんだ。賢いやつだから。

ほならばまた。

#犬 #愛犬#じろう#長女#次女#家族

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