妊活・妊娠・産後のことを書く理由
我が腹に宿る第2子が、正期産の時期に突入したときのこと。
生まれることが望ましいと言われる時期であります。
10ヶ月間一心同体だった我が子ともう少しで分離できる。
感じるのは「99%の喜び」と「1%の名残惜しさ」。
「99%の喜び」の内訳は
生まれて来てくれる喜びはもちろん。
だが、それと同等もしくはそれ以上かもしれない。
「妊婦」を終えられる喜び。
肩の荷が降りる喜び。
仕事と結婚、子どもを全て手に入れることが幸せ」というイメージが定着する中、それを実現するハードルの高さに、多くの女性が戸惑っているのではないか。
(2022年4月28日朝日新聞夕刊 )
コラムニストのジェラシーくるみさんの発言は、妊娠を望み始めた頃から始まったしんどさを言語化してくれている。
子どもを産むために出会ってきた関所の数々。
「妊活」として何を選びいつまで継続するかの自己決定。
つわりで休職を職場へお願いする心苦しさ。
休職のための診断書を医師へ依頼するときの緊張感。
つわりが落ち着き、仕事復帰する際の怖さ。
さらには、十月十日間付き纏う、危機管理。
つわりが終わり、嬉しくてアナゴ寿司を2パックも食べてしまった。
あとから検索して知ったが、ビタミンA摂取量は問題なかったかな・・・?
上の子を追いかけていたら転んでしまった。お腹の子は大丈夫・・・?
その都度その都度心配になり、病院へ駆け込んだり、気持ちを紛らわせてみたり。
そういう暮らしのひとつひとつの不自由さに、当事者の妊婦が手続きして、相談して、交渉して、メンタルを維持していく必要があるのです。
安心が欲しくて医療機関を受診し、主治医や助産師に質問。
「アナゴ寿司を2パック食べてしまったのですが、赤ちゃんは大丈夫だったでしょうか?」
「気にしすぎるとお腹の子に悪いですよ。」
おっしゃる通りです。
わかるよ、わかるんだけどね。
「赤ちゃん、元気ですよ。大丈夫ですよ。」って聞きたいんです。
不安に感じることすら、罪悪感を覚える。
そんな妊婦任務からようやく解放される。
狂喜乱舞なのです。
そんな豆腐メンタル著者が、たびたびメンタル崩壊しながらも、なんとか2人の子を妊娠・出産させていただきまして。
これから先、妊娠出産を考えている方への一縷の応援になれば嬉しいなと思い書きましてん。
ご参考にしてもらえると幸いです。
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