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08.小1の意外な壁。まずは小学校にたどり着くのか?そのために準備する事。

長女、小学校3年生、長男、小学1年生(軽度の発達障害)、1歳6ヵ月の次女を育児中のシママです。

■小1の小さな壁は人それぞれ

 今日は1年生の意外な壁についてお話ししてみたいと思います。
最近よく耳にするこの言葉、具体的に何?と思われる方もいらっしゃると思います。
一般的には保育園時代よりも仕事と子育ての両立が難しくなることなんですが、小さな壁が各家庭によっていろいろあります。
これはお子さんによって様々です。こんな言い方をすると身も蓋もないので、我が家の場合こんな事がありましたと言うお話です。
我が家の場合は登下校が意外と壁でした。
入学準備中のお母さんはぜひお付き合いください。

 現在私は3年生、1年生の子供がおりますので、1年生の親を2回ほど経験しております。

女の子は『先生やお母さんに言われたことを真面目にこなしたりするのが得意』
なんて本で読んだこともありますし、女の子の親御さんは比較的安心して送り出しているのではないでしょうか?

私も大丈夫だろうとタカをくくっていましたが、直前になり現実が見えてくると心配でたまらなくなりました。
ちょっと親の準備不足だったように思えて反省しております。

 長女が1年生から2年生に上がる頃に引っ越しをしましたので、2つの小学校にお世話になっています。
2つの小学校ともに集団登校でした。
家の近くに住む子供同士で学校へ行くわけです。新1年生を持つ親としては少し安心ですね。
でも思っていた登校班とはギャップがありました。

まず、意外と子供同士が仲良くなりません。ほとんどの班が6年生などの高学年の子が先頭でその後に1年生、2年生、3年生という感じに1列に並んで行くので1年生は6年生のスピードについて行くだけで必死です。
新一年生にはちょっと大変なハードルです。もちろん先頭の子は後ろの子がついて来ているのか配慮してくれます。
でもその前に知らない小集団に入らなければならないというハードルがありますね。これを軽くパスする子もいますが、長女の場合きつかったようです。

長女の時に参考にしていた育児書です。
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 夏休みに入るまでの間、当時年中さんの息子を連れて、集団登校の集合場所まで長女に付き添っていました。
その頃は仕事をしていて朝9時までに出社しなくてはいけませんでした。当然、その前に息子を保育園まで送らなければいけません。朝の貴重な時間が…と、半泣き状態で長女を毎日送り出していました。

当時は内心、一人で行ってくれないかなと思っていましたが、振り返ると長女の不安な気持ちに寄り添うことができてよかったと思います。

今では長女から『子供には子供の世界があるから入ってこないで』なんて言われます。
子供の成長って時々切ないです(笑)

■どうやって乗り越えたのか?

 次にどうやって長女の朝の付き添いを辞めたかですが、それは本当に突然夏休み明けに『大丈夫だから、一人で行く』と長女が言い出しました。

きっと本当は頑張れたんだけど、まだ甘えたかったんでしょうね。
長女のクラスの懇談会で私の他にも小学校まで毎朝送っていると悩まれているお母さんのお話を聞いたことがあります。
ですから、ここに悩まされる方というのは少数ですが、毎年一定数いるんだと思います。

●とことん子供に寄り添う
●子供は自然と離れる

■振り返ると、やっておけばよかった

 では親である私は、何をしてあげるべきだったのか。親子で歩くという事をもっとしておけば良かったと思い反省しました。
もちろん入学前に通学路を歩く練習はしたのですが、仕事をしていたため、仕事に行く前に車で保育園にいく、帰りもその逆をしていたため、平日に歩道を歩くってほとんどなかったように思います。
これはワーママさんあるあるでしょうか?

 この失敗を踏まえて、息子が年長の時は毎朝10分くらいかけて幼稚園のバス停までの道のりを必ず歩くようにしていました。
この頃は仕事を辞めて次女が産まれて息子は幼稚園に通っていました。幼稚園を決めるにあたってこの時間を確保するということは意識して幼稚園選びをしました。
当時は次女0歳。だっこしての移動は中々大変。
というのは私の住んでる地域は坂が多いんですね。
雨の日なんかは車に乗ってしまいたいという誘惑もありましたが、小学校に入ったら雨の日は傘をさして歩いて登校するんだから、下校も一人でするんだから。
しかも息子にはハンデもあるんだから、今年しっかり練習するんだと自分に言い聞かせて1年間頑張りました。

時には大泣きして帰ってきた息子を抱っこして、次女をおんぶして、汗だくで家まで歩くなんて日もありました。

年長さんの1年間でできる準備

●親子で学校までの道のりを歩く
●登下校の道のりと同じくらいの距離を歩く
●雨の日も歩く練習をしておく

■1年間の練習の成果は??

結果ですが、私は毎朝次女をおんぶして息子を小学校まで送っています。
うーん、作戦失敗…。本当は一人で行けるんだろうなと思っています。
あとは息子の気持ちの問題です。私としてもいい運動(散歩)になりますし、次女にとってもいい刺激となっていますのでもうしばらく付き合いたいと思っています。
今回は私なりに準備して頑張った結果なので、後悔は少なく、息子に対しての後ろめたさもありません。
出来れば1年生の間くらいで終わって欲しいですけどね。

2回目の失敗を振り返ると、一人でできるという成功体験や自己肯定感を高める働きかけをしてあげればよかったのかなと思います。
今からじっくりその辺を育てて、自立に結びつけたいです。

一緒に登校している他の子供達(長女を含めて)はちょっと嫌かなと思っています。
毎朝、息子のお母さんも一緒って特に高学年の子なんかは恥ずかしいのではないでしょうか?
同じ班のお友達は私が毎朝来ることに関しては何も触れないでいてくれるのでありがたいです。

●毎日送迎が必要な子もいる
●あとは本人の気持ち次第
●一人で出来る、成功体験を積ませる

■子供と一緒に登下校して見えてきた世界

 朝はしっかり下駄箱まで付き添わされる私ですが、帰りは途中までしか迎えに行きません。
多分これも一人で帰って来れると思うのですが、学校と家の間に公園がありまして息子はここに寄り道してしまうんですね。
もちろんよくありません。
親切な子は『寄り道はダメなんだよ』と声をかけてくれますが、息子は一度夢中になると人の言葉なんて耳に入りません。
お友達とトラブルになる可能性もあります。
この辺りのことは去年から予想していたので、諦めて迎えに行くことにしています。

次女にとってはいいですね。朝とお昼寝が終わった後の2回公園に行けますので。
上の子達が1歳の頃はそんなにまめに公園に連れて行っていませんでした。
学校の登下校に参加している保護者というのは少数ですから私は子供達からしっかり顔を覚えられています。

『息子君のお母さん』と声をかけられることもしばしばです。
お友達『どうして息子君は一人で帰れないの?』
私『まだ他の1年生よりもできることが少ないんだよ』
お友達『僕も一人で帰るの嫌だなぁ。後ちょっとだけど寂しな。』
私『そっか、寂しいんだね。』
お友達『でも一人で帰るけどね、バイバイ』
声を掛けてくれた子は、いつもお友達同士で楽しそうに帰っているのを何度か見かけていたので、とても驚きました。

一人で帰って行く男の子を見送りながら思ったのですが、一人ですることができてもやっぱりそこは1年生、お母さんに迎えにきて欲しい日もあるんでしょうね。学校で嫌なことがあった日などは特にそうではないかと思います。

学校にたどり着くまでの意外な壁。ある日突然親の手を離れて行く子供達。出来る限り寄り添ってあげたいと思います。
一人で帰れるのが普通なんだからとか、いつまでも送り迎えをするのは恥ずかしいでしょなんて言わずに、時にはサプライズでお迎えに行くときっと喜んでくれると思います。

結論
●出来ている子だって、寂しい気持ちもある
●まだまだ1年生、甘えさせてあげることも必要

最後までお付き合い頂きありがとうございます。ありがたいことに、息子はいろんな子に気遣ってもらっています。
一人で帰っていたから、一緒に帰ってきたと言う近所の男の子。他のお友達とトラブルになっていることを教えてくれる女の子。

入学前はいじめなんかも心配していましたが、子供同士のコミュニティーの中で、日々成長している息子です。

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