【実施報告】島子屋たんきゅうキャンプ森林編2&3日目
1月4〜5日、年が明けて間もなく、島子屋たんきゅうキャンプ森林編の1泊2日のプログラムを実施しました。
開始時間前にはレクチャー室に集合して、良い姿勢で話を聞いてくれた子どもたちにスタッフもびっくり!笑
子どもたちのものづくりに対するやる気を感じます。
島子屋のグラウンドルールを確認したあとは、かんたんなアイスブレイク。場があたたまったら、本格的に「木材の使い方」を学びます。
今回講師として関わってくださったウッドショップ木心里の鹿島裕司さん・日髙ゆかりさんは、木育インストラクターとしても幅広く活動されています。
木ってそもそもどういう性質を持っているんだろう?
そんな木についての基礎知識や、道具の使い方まで、実物をみたり、やってみたりすることを通して学んでいきました。
そんなお二人の貴重なお話を伺ったうえで設計を再確認。
いよいよ制作へ!
測って線を引いて、ノコギリで切って、釘やビスで接合する。
曲線を切るのが難しい・・
思っていたよりも削れない・・
木材同士をくっつけても安定しない・・
実際には、設計通りにいかないこともたくさんありました。
島子屋のグラウンドルールのひとつは「変更OK失敗OK!」
正解もないし、上手い下手も関係ない。子どもたちには、自分がわくわくすることをみつけて、やってみようとお伝えしています。
難しいことがあったときに、まずは状況を把握する。
そのひとつひとつについて、どうしたらいいか考えて、失敗を恐れずにやってみる。
同じ素材や道具を使っても、その子にしかできないことがある。
作品そのものの良し悪しではなく、作品をつくる過程は何一つ無駄なものはないと
まるで子どもたちがおしえてくれるようです。
夜ご飯を食べたあとは、わくわくどきどきなナイトプログラム!
研修センター前にみんなで寝転がって、夜空を見上げます。望遠鏡で月の観察もおこないました。
「あの星は何?!」
「うわ〜月がCGみたいにきれい!」
泊まりのプログラムならではの楽しいひとときでした。
翌日、制作は仕上げの工程に入ります。
はじめは戸惑うことや、大人に手助けをもとめること少なくなかった子どもたち。
気づくと「1から10まで」自分の手でつくろうとしている姿がありました。
約8時間の制作時間。本当によくがんばりました!
午後からはプログラムも終わりに近づき、作品展示と展覧会の準備に入ります。
うまくいったことと難しかったことをふりかえったら、研修センターのお気に入りの場所に作品を展示します。
展覧会では、作品をみてまわって、付せんに感想を書いていきます。
「〇〇のところがすごい!」
「〇〇をがんばっていたね」
作品そのものやつくる過程について、尊敬や労いのコメントがたくさんありました^^
やっくんがつくってくれたスライドをみんなでみて、
お父さん・お母さんのお迎え時には、うれしそうに作品の展示場所を案内していました。
木材は魅力的なところ・扱いが難しいところの両面を持ち合わせた素材だと常々感じます。
そんな木材について、木が木材になるところから学び、実際に木材をつかって作品をつくった子どもたち。
森林についての多角的な知識と
「自分の手でなんでもつくれる!」という実体験から得た自信を
持ち帰ってもらえたのならうれしいなと思います。
島子屋たんきゅうキャンプ森林編にかかわってくださったみなさま。
本当にありがとうございました!
また夏にお会いしましょう!
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