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「小人閑居して不善をなす」を体現した話

昔の知り合いをGoogle検索したり、SNS検索することほど無益なことはない。

高校のときに怖かったけど、自尊心が以上に強かった部活の部長をふと検索してみると、海外で音楽活動をしていた。

大学の友達でいつも堂々としていて自分の道を突き進んでいた友達は、会社を作って、講演をする人になっていた。

海外大好きで口紅の濃かった大学時代の友達は、インフルエンサーになっているようだ。

なんだかみんなすごいな~~と思った。何がすごいと思ったのかと問われると難しいが、フツーに会社員になっていないあたりが、なんだかすごいと思わせる。(会社員として働いている人もとってもすごいのにね)

決して羨ましくはないのに、なんだかな~、私は何して生きてるんだろうという気持ちに陥った。

そしてこのネガティブな自分が発動するのは決まって生理前。しかも検索する対象の人たちは、決まってあまり仲良くない、知っているレベルの人たちなのが不思議だ。

「小人閑居して不善をなす」という諺がある。つまらない人間が暇でいると、ろくなことをしないという意味だ。

まさに知人をGoogle検索していた私はこの諺を体現していた。暇な時間があるとろくでもないことをしてしまう人間そのものではないか。

私のような者は何やらと忙しくしているほうが精神衛生上良いのだ。この諺を心に留め、要らないことを考える暇を与えない程度の忙しさを持ち合わせていようと思う日々である。


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