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メンヘラポエム

夫が死んだらどうしようと考え始めてびーびー泣く夜がある。それは決まって夫が旅行や出張や夜勤で夜いないとき。

ベッドは広いし、こんなに家って広かったっけと思い始めると、黒く広い空間に白い小さな点が浮遊し、永遠に何にも接触しない画を想像する。

私は、生まれてくることに意味はない、と思っている。無事受精卵になり、無事この世界に生まれ、そして今日まで無事に生きているというだけの人、人、人。生まれてきた意味を考えてしまうと、死んでゆくことの意味も考えなければいけないと思うから。

それでも、夫に出会うことが私の生まれてきた意味なのではないか、と錯覚するくらいに、夫のことが好きだ。

生まれてきてくれてありがとう。出会えて良かった。付き合えて良かった。結婚できて良かった。一緒に生きられて良かった。夫の存在にいつもそう思っている。

将来のことは誰にもわからない。離婚しようと思って結婚した人はいないはず。それでも別れる道を選択する夫婦が日本に1/3はいるということ。データを扱う会社に属しているからか、統計やデータは軽視できない性質だ。

だから私たち夫婦も例に漏れず、この先何があるかはわからない。

でも、願わくば、これからも何十年と、もっと言うと何百年と、一緒にいられますように。

はい、今日も夫が夜いないため、このようなポエムを書くマインドに陥っております。

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