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ここに証跡を残す

先日、学生時代の友達に赤ちゃんが生まれたので会いに行った。

彼女曰く、子どもができると夫のことをあまりかわいいとは思わなくなったらしい。あんなに夫のことが大好きだった友達がそう言うなんて、ちょっとびっくりした。

なんでも、子どもに比べて旦那さんの顔大きいなと思うそうな。

それは当たり前では!?と思う反面、いや待てよ、確かに赤ちゃんに比べたら夫の顔は大きいし、つるつるつやつや肌の赤ちゃんよりもニキビ跡や髭のぽつぽつはあるし、自分も子どもが生まれたら、夫と子どもを比べて、相対的に夫をかわいく思えなくなってしまうのだろうか……と怖くなった。

帰ってきて夫にその事を話したら、「それめっちゃ悲しい、辛い」と言っていた。

私たちもそうなる可能性は十分にあるのだ。でも、できることならそうなりたくない。

だから、「もし私が夫のことをかわいく思わなくなったときは、『昔を思い出して!』と、わたしのことをひっぱたいてくれ」と言った。

そうしたら、「かわいくもない人にひっぱたかれることになるから、キレられそうで怖い」と夫に返された。道理である。

「じゃあ、過去にこういうやり取りがあったからひっぱたいたんだよ、という証拠を残すためにnoteに書いておいて」と夫に言われた。

夫は、私のnoteを割と楽しみに読んでくれているのだ(照)。

だから今こうしてnoteに書き、証跡を残しているしだいである。

そして今書きながら、衝撃の事実に気づいてしまった。子どもが生まれたら、私が夫のことをかわいく思わなくなるかもしれないということは、即ち、その反対、夫が私のことを相対的にかわいいと思えなくなることもあるのではないか!

由々しき事態だ。いと由々し。

そのときは、私もこのnoteを証跡として夫をひっぱたこう。

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