見出し画像

日々子育て 夕焼けが美しすぎて

息子とお墓参りに行った帰り道。
美しすぎて美しすぎた夕焼け空。
「うわー!すごいね!キレイだね」
しばし息子と二人、空に見惚れていました。

刻一刻と変わりゆく空。
こんな日に限ってカメラを持っていない私。荷物になるな、ちょっと重いな、と朝カメラを置いてきたことを悔やみながら、携帯でパチリと。

うねうねと不思議な雲
金色に輝く美しい雲たち

東の空にはピンクと薄紫が空いっぱいに広がり、西の空には畝のような雲が段々と金色に輝いていた。
「あっちの空と全然違う雲だね。キレイだねー。どっちの空もキレイだけど、ママは西の空が好きだな。息子はどっちが好き?」
「僕はピンクと紫の空が好き。でもやっぱりどっちも好き!」
久しぶりに出会えた夕焼けに感動。
息子とふたりで見れたことに感謝感激。幸い我が家まで歩いて数分の距離。
「ママ、カメラでも写真撮りたいから、家に着いたらカメラ持って撮影してくるね。息子はどうする?家にいる?」
「ママ、急がないとピンクの空すぐになくなっちゃうよ!僕は暑いから家にいる」そうだよね、暑いからね。

家に着くなりカメラを持って、すぐさま、まだ蒸し暑いモヤッとした空気の中へ飛び出す。どうか間に合いますように、夕焼け!と願いながら。
外に出た時には、もうすっかりとピンクや金色の雲は消えていて、うっすらと残ったピンクと青が混ざり合ったような薄紫色の薄暗い空に変わってしまっていた。

あんなにキレイな空だったのにね
そして案外携帯の写真の方がキレイに撮影できていたりする・・・

「一瞬なんだよね。夕焼けの美しさって、本当に一瞬なんだよ」
暑さやカメラで撮影できなかったことや色々なことを思いながらガッカリとグッタリとしながら帰路に着いた。
「ただいま」
「おかえり。夕焼け撮れた?」と息子。
「やっぱり間に合わなかった。でも、息子と一緒にキレイな夕焼けが見られたから良かった」

ご褒美のような夕焼けに出会えた嬉しい日。
そして、ふと気づかされた。

チャンスの神様は前髪しかないから掴みにくい、と何処かで聞いたことがある。
数分で見れなくなってしまう夕焼けに刹那を思い、今日の夕焼けのようにはっきりと目に見える美しさだけではなく、目にはさやかに見えないことにも、美しい瞬間や好機はいつでもどこにでもあって、そしてやっぱりそれはすぐに逃げてしまう、なくなってしまう。

チャンスに恵まれる幸運な人生でありたいし、チャンスに気づける柔らかな心でありたい。そして面倒くさがらずに準備も怠らずに、チャンスの神様の前髪をサッと掴める行動力を日々粛々と育てていきたいな、と思った夕焼けの日。

好機とは、ちょうどよい機会。またとないよいおり。チャンス。
「またとないよいおり」ってなんだか素敵な言葉ですね。

皆さんも、またとないよいおり、な日々でありますように。

お付き合いいただき、ありがとうございます。

ここまで、貴重なお時間を!ありがとうございます。あなたが、読んで下さる事が、奇跡のように思います。くだらない話ばかりですが、笑って楽しんでくれると嬉しいです。また、来て下さいね!