見出し画像

銀だこのおいしい瞬間を逃さない

小林繭子

銀だこが好きだ。初めて食べたときからずっとおいしい。そんな食べ物、なかなかなくない？

香川県高松市に「築地銀だこ（以下「銀だこ」）」はゆめタウン高松の販売店一店舗のみ。そして「銀だこハイボール酒場（以下「銀だこハイボール」）」はない。車を運転しない私にとって、ゆめタウン高松はなかなかハードルが高いけれど（本気で自転車漕いで着いたら滝汗くらいの距離）、定期的に銀だこを摂取していました。でも、なにかが足らない……そう、私が欲しいのは「銀だこハイボール」なのだ。

私は定期的にツイッターで「銀だこハイボールを瓦町あたりに頼む」と叫んできた（真顔）。

一番の理由は、銀だこを最大限おいしいタイミングで食べたいから。ゆめタウン高松にてウッハウハで銀だこを買ったものの、こちらはテイクアウト専門店。銀だこはいつだってあっつあつの揚げたてのようなテンションで提供されるものの、どこで食べればよいのだ問題が発生します。

私のような自転車民には「買ってすぐ駐車場でもぐもぐ」なんて夢のまた夢、家に持ち帰るしかありません→冷める→レンチンしても購入時のおいしさは再現できない！！！ので、私は「今が食べごろじゃ」というタイミングで銀だこを食べてきました。その場所はここ。

今初めて知ったんですが、つくだ橋公園っていうんですねぇ～。春には桜が咲き乱れる、高松によくある三角型の公園（余った土地を最大限生かしてくれているの？ありがとう！）で、ベンチもある。銀だこ様本来の輝きを失う前にいただくならここしかねぇ。

こうなります。

九条ネギのなんとか
てりたまはマスト

公園すぐ横の車道はわりとばんばん車が通っているんですが、そんなこと気にしていたらおいしく銀だこ様を食べることはできません。銀だこ様の旬を逃すなの気持ちで、大口開けて早々にぱくつく。この場所で真顔で銀だこを食べている人がいたら、100％私です。

この場所でからっ風に吹かれながら、ペットボトルのお茶をすすりながら、何度銀だこハイボールに思いを馳せたことか。店内でゆっくり、自分の望むタイミングで銀だこが食べたい……できればハイボール片手に。

銀だこハイボールと私の出会いは東京OL時代、今から10年ほど前でしょうか。会社からすぐの赤坂見附に銀だこハイボールができたらしい、へ～。すぐに飲み仲間に内線し、「銀だこハイボール行きません？」とノー残業デーの帰りにピットイン。ちょっと飲んで帰る、飲み会の前にちょっと飲んで0次会、なにこれ最高じゃん。そして揚げたて、いや焼きたての銀だことともに飲む冷たい角ハイ（高ポイント）のうまさよ……！しかもきゅうりがある（高ポイント）。4個入りで注文できるからちまちま頼めばいつだってあつあつの銀だこをいただけるし（ちまちま注文すみません）、いろんな味が楽しめる。

転職先の浜松町にも途中から大型の銀だこハイボールができ、よく一人で飲みながら会社のメンバーに「私は飲んでいるんだが、来ない？」と圧をかけていました。そしてさくっと一人のみしたい時にもちょこちょこ。

そんな私は2016年から香川県民、最初の3年は小豆島だったので銀だこからずいぶん遠い世界で暮らしていました。途中高松市内に引っ越すも、銀だこ事情は前述のとおり。そんなわが町に銀だこハイボールができるという情報が舞い込んできた！日頃から定期的に騒いでいたら情報が集まってくるのさ、ふふふ。


即ググってみたのですが、バイト情報しか出てこない……いやそれで充分だ。住所も概ねの営業時間もわかっちゃうじゃん。オープンは10月下旬だと？今月じゃないか……！うれしい！！

はーやっとやっとやっと銀だこハイボールパラダイスが高松にできるんですね。軽々しくハイボールを飲んだり、飲んだ帰りに「何かが足らねぇ……」を満たしに銀だこを食べることができる、夢のようじゃないか。
っていうだけのことが言いたくて長々と書いてしまいました。めっちゃ楽しみです。まさかいちチェーン店をこんなに欲するようになるとは、赤坂見附で当たり前のように銀だこハイボールを楽しんでいた若き日の私は知る由もない。とはいえこれからもゆめタウンに行ったら銀だこは買うし公園でぱくついていると思います（いつもおいしい銀だこをありがとうございます！）。

ところであなたは何味の銀だこが好き？私「九条ねぎ 牛すじこんにゃく」が大好きだったんですけど終売しちゃったみたいで寂しい今日この頃、再販待ってます。今のメニューの一番はやっぱりてりたまかな！

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？