見出し画像

もう買わない、という選択

アメリカの東で暮らす我が家のゴミの量はよそ様の10分の1以下だ。

ゴミの回収は来ないので自分でリサイクル(瓶、缶、ダンボールなど)と家庭ゴミ(自販機の横にあるゴミ箱ほどのサイズ)を処理場に持って行く。
我が家のゴミは年にゴミ箱4−5個分ほどだ。
友人達は一週間でうちのよりも大きいゴミ箱が一杯になるそうなので、うちはよそ様の10分の1以下しかゴミを出していない計算だ。

これは真剣に減らすことを追求しての結果だ。

これまでも食べ物を粗末にしたり、過剰包装のものを購入することはなかったが、ここ10年はそれが加速し使えるものは何度も使うこととゴミになるものを極力避けることでゴミを減らし続けている。

理由は一つ、環境・未来のため。

個人でコツコツとゴミを減らすことが環境の改善につながるわけがないと笑う人もいる。
だが、地球に暮らす植物や動物を大切に思うから自分ができる貢献をしたい。
そしてそれを見た人がちょっとでも考えてくれたらいいな、と思っている。

ゴミは捨ててしまえば見えなくなるので、”もうない”と錯覚に落ちる。
だから次に何かを買う時にまたゴミになるものを手に取ってしまう。
さっきのゴミは消えた、と思っているからだ。
自分からは見えなくなってもそのゴミは確かに誰かのそばに存在するのに。

我が家で徹底していること

容器、ビニールやトレイに入っているものは買わない
バラで売っている店に行く。魚は魚屋、肉は肉屋。
飲み物は水筒に、箸やスプーン・エコバッグも必ず持参。

手作りできるものはなるべく買わない
パスタ、ラーメン、うどん、アイスクリーム、ケーキ、クッキー、パンや豆腐、ソーセージなどは自家製。

使えるものは何度でも使う
ジップロック、ビン、紙や洋服、ダンボール、とにかく洗って・切って使い倒す。

プレゼントは包まない
布で包んだり、包装なしでも可愛いものを。

生ゴミはコンポスト、皮を剥かない
りんご、人参、ズッキーニ、など皮の薄いものは基本剥かない。

たったこれだけ!
これで他所様の10分の1以下のゴミになっている、が0ではないのも悲しい。

本当は作る側が、売る側が、減らす努力をしてくれるといいな、と思っている。

ゴミを減らして環境保全に貢献するのは小さいことなのだろうか・・・
もう遅いのだろうか?

やらないよりやってから死ぬほうがいいので、私はこれからもアイスクリームやクッキーを買うのは本当に特別な日にだけと決めている。

シマフィー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?