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I Recall, Therefore, I Am

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山あり谷ありの海外生活。今思えば毎日が自分を作る・伸ばすチャンスの場でした。チャンスをつかんだこともあれば、逃したこともある。そして今振り返ってやっと”あれがチャンスだったんだ”…
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2022年3月の記事一覧

オンボロ車は行くよ

アメリカに来て衝撃的だったのはオンボロ車が普通に公道を走っていることだった。(*現在はアメリカ東に在住です) ボディに傷や凹み、窓ガラスに大きなヒビ、塗装がハゲていたりトランクが閉まらずバンジーコードで留めてあったり、給油口がガムテープで塞いであったりしている。そんな車が降り立ったロスアンジェルス空港からサンディエゴまでの片側3車線、4車線もあるハイウェイにうじゃうじゃ走っていた。 日本で綺麗に洗車されて整備され、中も外側も手入れをしてある車しか見たことがなかった私は本当

チキンサンドにやられた

私はお腹が緩くなることがほとんどない。なので、賞味期限が何年も(笑)切れているものでも開けて匂いを嗅いで、大丈夫かな〜と思えば食べてしまう。夫はすぐお腹が緩くなるタイプで、スパイスがたくさん入ったものは食べないし、なんならインド料理の話題が出ただけでお腹ゴロゴロになるほど香辛料が利いたものが苦手なので、ちょっと期限が切れたものでも躊躇する。(*アメリカ東に在住です) 滅多なことでは腹痛にならず、何かに当たったりしたこともない私は、旅行先でもわりと平気で道端でものを食べていた

パンツ履くの忘れた

ちんまい布一枚なのに履いてないと履いているのとでは心の持ちようが大きく変わってしまうパンツ。パンツがあるとないとでは行動も思考も変わるものだと体験から学んだ。 コロラドの大学でスピーチの授業を教えていたある日、授業が始まる前に落としたチョークを拾おうとして屈んだ。その時に なんかちょっとすーすーするな と思ったのだが、生徒が続々と入ってきたので時間通りに講義を始めた。 私は講義中に教壇にじっと立っていることはない。右に左に前に後ろにとうろうろと歩き回るうちに、大切なことを

”タオル”って何て言うんだろう

スペインのセビリアにある小さなアパートにやっと辿り着いた時はもうすでに夕方だった。 中国を出て、次はどこに行こうかな、と考えた時になぜだかスペインに決めてしまい職を見つけたのがセビリアだったのだが、引っ越しのバタバタとビザやらなんやらの手続きでなんの下調べも準備もせずにスペインにやってきた。 その時のお話はここから↓ 必要なものは現地で揃えればいいや、と軽い気持ちだったのだが、1月のセビリアは私が思い描いていたような”南国の”冬ではなく(なぜだか鹿児島みたいな気候だろう