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600万円の価値を噛みしめろ(前編)
成人は口内に28本の歯(永久歯)が生えている。親知らずまでカウントすれば32本だ。
それらがきれいに生え揃い、どんな食べ物をもしっかり咀嚼し、必要な栄養を体内に取り入れられるのは、当たり前のことではない。
噛み合わせが悪ければ虫歯にもなりやすいし、滑舌だって悪くなる。熟女世代になれば、歯周病などで歯を失うこともある(私だ)。
タイトルの値段は、永久歯をすべて人工の歯に置き換えた場合の価格(推定)である。私の場合、クラウンで24本(@15)、すでに根がなくインプラントにする歯が4本(@60)の換算となる。
実際は、自前の歯もまだ10本残っている。それらはつまり、1本あたり15万(根を失えば60万)の価値があるということだ。これ以上歯を失わないために、私は命がけで歯を磨き続けている(大げさ)。
地味に書き続けてきた8020シリーズ、今回のテーマは、新たな報告と次の治療の予告である。なお、過去のコラム記事は下記リンクから辿ってみてほしい。涙なしには読めないトホホな顛末だ。
差し歯(クラウン)トータル、新車1台分。
19歳に差し歯(クラウン)デビューしたときは、手術(麻酔をして神経を取り土台を作る)が怖くて(痛くはない)死ぬ思いだった。
<クラウン作成履歴>
①反対咬合(上の歯が下の歯の内側に入る噛み合わせ)の修復(左右1番/2本)
②歯並びの悪さで虫歯&変色した2番を追加(左右2番/2本)
③元々欠損していた犬歯を隣の歯から造る(右3番4番/2本)
犬歯と素材を揃えて作り直す(左右1番2番/4本)
④転んで根が折れ、ブリッジにする(右1番左1番2番/3本)
⑤ズレてきて隣の歯との隙間が広がり、作り直す(左2番~右4番/6本)
⑥部分的に外れてズレるなど、諸々不具合が出て作り直す(左3番~右4番/7本)
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