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作家以前。

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ライターズスクールに通っていたアマチュア時代(1995~96年)の掌編小説置き場(句読点など若干改訂アリ)。 合間を見て、少しずつアップしていきます。
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昔書いたショートストーリー(その2)

前回の更新から、気がつけば6年間も放置していました。 心待ちにしていた読者さんが何人くらいいるのかは未知数ですが、私自身のためにも、アップすることで昔の作品たちに成仏してもらおうかと。 何年もの間、離婚する/しないで振り回してしまった当時の夫と、この頃はもう少し夫婦を続けられるよう、努力していた時期でした。 今思えば、あの頃熱中していた小説(フィクション)の創作は、「小説家になりたい」という夢のみならず、心の均衡を図るための現実逃避だったのかもしれません。その証拠に、この翌

昔書いたショートストーリー(その1)

ライターズスクール時代(1996年/27歳)に課題で書いたショートストーリーです。一部加筆修正しましたが、ほぼ原文のまま。 当時のあたしは、若くて未熟で恋愛依存症でした。精神的に自立できていなかったから、いつも男の人を頼ってました。 依存は他人の人生を生きるのと同じ。振り回されたり我慢を強いられたりしても、ひとりが怖くて離れられない。だけど辛いのは嫌だから、可愛がってくれる人のところを転々とし、ヤドカリのように寄生していました。 そんな時代に書いたお話は、やはりとても幼

素人時代1(ライターズスクール)

アカウントを取得して約1ヵ月。ここに何を載せようかいろいろ考えた。 せっかく自由に課金もできる媒体ならば、ただのblog的な記事ではなく「作品」を置きたいと思った。 話は逸れるが、あたしは最近断捨離にハマっている。毎日自室の引き出しひとつ、棚1段、というふうに、少しずつ「この先の人生に不要なモノを捨て、好きなモノだけを残す」作業はとても楽しい。 そもそも引越しを重ねるうちモノはどんどん少なくなり身軽になっているが、まだまだ要らないモノは出てくるし、無意識にしまって忘れて