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Diana Miniを持って、大阪ポタリング。

こんにちは、しまたかです。
これまで、

と、トイカメラを持った散策記をつらつらとアップしていきました。
そして、今回もテーマはトイカメラですが、前3回のDiana Instant SquareやDiana+Fに続く3つ目のカメラが登場です。
しかも、またしてもLOMOGRAPHYが出しているDianaシリーズ。
その名も……


Diana Mini。
今までの2つのカメラと比べて一回りも二回りも小さいカメラ。
しかし、使うフィルムがそれまでの2つとまた異なる。
Diana+Fがブローニー、Diana Instant Squareがinstax SQUARE用のフィルムなのに対し、こちらは35㎜フィルム、つまり一般のフィルムカメラと同じフィルムで撮れるトイカメラなのです。
それにしても、このDianaシリーズ、大きさだけでなく使うフィルムがそれぞれ違うというのは面白いですね。
余談ながら、これよりさらに小さいシリーズもあるらしく、こちらもまた使うフィルムの種類が違うそうなので、機会あればこれもまたゲットしたいなと。

で、操作方法は下の公式You Tubeの通りに行えばいいかと。

底のロックをOPENにして裏蓋を開け、圧板を開けてフィルムを左側の窪みに入れます。
そして、フィルムの穴が上のツメに引っかかる状態になるようにしながら、フィルムの先端を右側の窪みに置きます。
ただし、一般のフィルムカメラと異なるのは、フィルムの端を軸(スプール)に差し込まない点
圧板を閉じ、蓋を閉めてLOCKしたら、上部のダイヤルを矢印の方向へ止まるまで回します。
その際、うまく巻き上げができない場合がありますが、特に多いのが無理して巻き上げし過ぎてフィルムが切れたり、穴と詰めがうまく嚙み合わずに切れてしまうなんて例。
公式でもこうしたトラブルを想定してか、巻き上げのポイントについて書いていますので、そちらを参照していただけるといいでしょう。

フィルムを装填したら、撮影枚数をセットしてあとは撮影するだけですが、設定するポイントはDiana+Fと同じく3つだけ。
撮るものの距離(ピント)天気(絞り)、それともう一つシャッタースピード
まあ、シャッタースピードについては普段はNで大丈夫だと思いますので(ビンボールに挑戦したい方はB)、事実上は距離天気だけですね。
これについては、こちらの記事も参照してくださいね。

また、撮影枚数ですが、Diana+Fが12枚か16枚と少なめなのに対し、こちらはスクエア(24×24)だと36枚、ハーフ(24×17)だとその2倍の72枚も撮影できます。
これについては好き好きですが、自分はスクエアを選びます。
あとは被写体に向かってシャッターを切ればいいのですが、結構ブレやすいカメラなのでがっしりと持って(不安なら三脚を使用するのもいいでしょう)シャッターを切りましょう。

なお、撮った後の現像ですが、一般のフィルムカメラと同じ35㎜フィルムなので、たいていのカメラ屋さんならやってもらえると思います。
できればデジタル化(CD化、中にはスマホにデータ保存してもらえるところも)してもらうといいでしょう。
パソコンに保存して後で自分でプリントできますし。

さて、今回はこのDiana Miniを手に、大阪市内をポタリング。
実は二日分の有給でマイ折り畳み自転車を持って輪行、二日間大阪市内をポタリングしてきました。
その中で今回は、大阪市内を回ることをテーマにした、”おりたたみ自転車×ぎんしお”編。
パシャパシャ撮った写真を載せていきます。

道頓堀。お馴染みグリコの看板。

まずは大阪の風景としてお馴染み、道頓堀川の「グリコの看板」。
最近はこの前で記念撮影する外国人観光客が多いですね。
川沿いの「とんぼりリバーパーク」と呼ばれる遊歩道から撮影。


道頓堀川をクルー船が通りかかる。

道頓堀川は慶長17年(1612年)、安井道頓が運河として堀を開削したのが始まり。
道頓は大坂夏の陣で戦死してしまったが、徳川幕府が開削の続行を許可して完成、都市計画の一環として芝居小屋が堀沿いに集まるようになります。
現在でも大阪を代表する繁華街の一つで、外国人観光客でとても賑わっているが、芝居小屋のほとんどは姿を消しています。


道頓堀に残る芝居小屋、松竹座。

道頓堀川沿いにかつて並んでいた芝居小屋はほとんど消えてしまい、残るのはこの松竹座ぐらいに。
テラコッタを使用したルネッサンス様式のアーチを備えたこの外観の建物、大正12年(1923)に竣工、日本で最初の鉄骨鉄筋コンクリート造りの劇場建築でもあります。
もともとは映画館だったが、現在は実演の劇場、歌舞伎や新劇、松竹新喜劇などを上映してます。


道頓堀はいつも人が多い。そして看板も多い。

活気があるといえば聞こえがいいが、赤や黄色など原色が氾濫し、まさに無秩序、無節操、一言でいえば”下品な町並み”といったところか。
歩いていてせわしない点で、渋谷や新宿とだぶるかな。


くいだおれ太郎さん。今日も太鼓を叩き続けています。

大阪と言えば「くいだおれの町」。
そのシンボルとなっているのがくいだおれ太郎。
「くいだおれ」と聞くと食が溢れているイメージだが、たこ焼きやうどん、お好み焼きなどほとんどが”コナモン”で、安っぽいばかり。
食においては、大阪では「早くて安い」のが重要なのでしょうかね。
若いうちはいいけど、年を重ねるにつれて受け付けづらくなってきているかな。


法善寺横丁。道頓堀の喧騒が嘘のように静かな佇まい。

法善寺横丁に入ると、すぐそばの道頓堀の喧騒が嘘のように静かな佇まい。
織田作之助の小説『夫婦善哉』の舞台で、藤島恒夫の歌「包丁一本さらしに巻いて」の「月の法善寺横丁」で有名。
石畳の通りの両側の入り口にある門の看板の文字は、それぞれ桂春団治と藤山寛美によるもの。


法善寺横丁。水かけ不動こと法善寺には参拝客がいっぱい。

道頓堀のすぐ南にある法善寺横丁。
平成14年(2002年)に旧中座の火災で多くが焼けたが、奇跡的に復旧し、蘇ります。
「水掛け不動尊」と呼ばれる法善寺の門前町として飲食店が並ぶが、原色が氾濫する道頓堀の街並みと比べると、穏やかで上品な佇まい。


大阪天満宮。天神祭はこの神社の例大祭。

場所はいきなり飛んで、大阪天満宮、地元では「天神さん」と呼ばれ親しまれている神社ですね。
境内には大阪で唯一の落語定席「天満天神繁盛亭」ってのがあります。
完成したのが平成8年(2006年)、それまで大阪には落語寄席というのはまったくなかったそうで。
向こうではお笑いと言えば落語でなく漫才で、吉本のなんばグランド花月など決まった劇場はあるのですが、そこでは落語は漫才の添え物みたいな扱いだったんですね。
この繁盛亭ができたことで上方落語が毎日見られるようになったわけですから、ファンにはうれしいでしょう。


十三大橋にて。澄み切った青空の淀川。梅田の高層ビル群を望む。


十三大橋近くの河川敷で。

大阪を流れる淀川。
河川敷からは梅田の高層ビル群が見えます。
今回の大阪旅、夜こそ雨降ったものの、チャリで移動の日中は心地よい陽気でした。

この日は、大阪市内を回り、あちこちの建物を撮りまくりました。
次回は、それらの写真を一気に公開したいと思っています。
それにしても、トイカメラ持っての輪行旅は楽しい。

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