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「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」から見る日本人の宗教観【しまさんの読むラジオ】
急に空の何かをタイトルにした曲のnoteを書きたくなりました。
僕は、「空」に関係するものがタイトルに含まれる曲が結構好きです。
僕が知っている限り、結構あります。
「太陽」
「虹」
「青空」
「夜空」
「星空」
「夕焼け」
…などなど空に関係するタイトルの曲があるので、書くことには事欠かないのかなと思うと同時に、なんで「空」に関することはたくさんうたわれるのかなあ?という疑問が浮かんできます。
最初のこのnoteでは、現時点での「なんで「空」に関することはたくさんうたわれるのかなあ?という疑問」に対するひとつの仮説を立ててみようと思います。
だれでも、空は
ひとつの仮説として、「誰でも空は見上げて、何かを思うことはできるから」というのがあるからじゃないかなと思います。
「見上げてよ、そこには空があるから」という旨の曲は古く1960年代からあります。もしかしたら、この辺が底流として今の「空に関する歌」になっているのかも、と思っています。
例えば、坂本九氏の「上を向いて歩こう」と「見上げてごらん夜の星を」が挙げられます。
上を向いて歩こう 涙がこぼれないように
(中略)
幸せは雲の上に
幸せは空の上に
見上げてごらん 夜の星を
小さな星の 小さな光が
ささやかな幸せを祈ってる
特に、大昔の歌は「一緒に」と「幸せになろう」がキーワードになる歌が受けているイメージです。
それこそ、焼け跡から出てきて、「これから一緒にがんばっていこう」という気持ちが強かった時代なのでしょう。東京五輪も近い時期ですし。
「空を一緒に見上げれば、なにか幸せが見つかるかもしれない」というのは、別の意味で「前を向こう」というメッセージでもあったのかもしれません。
もっとも、ぼくらは宗教を信じていないようで信じている”とある概念”があって、それによるんではないだろうか?という言い方もできます。
それは、「お天道様」という概念です。
「お天道様が見ているよ」
自分が大変な時でも、「お天道様」はその努力や苦境を乗り越える姿を見ているよ、見守ってくれるよ、という声掛けをされたことが小さい頃にあったのではないのでしょうか?
だから、「幸せは空の上に」「小さな星がささやかな幸せを祈っている」というフレーズにつながるんじゃないかと思います。
「なんで「空」に関することはたくさんうたわれるのかなあ?という疑問」に対するひとつの仮説として、「誰でも空は見上げて、何かを思うことはできるから」ということを説明してきました。
もしかしたらどこかでこの話をひっくり返すことになるかもしれないし、むしろ「これは正しかった!」と気づかされることになるかもしれません。
改めて、このnoteのシリーズは(気分とはいえ)書き続けてみようかなと思います。
〇そもそもなんで歌についてのnoteを書くようになったか、についてはこちらのnoteを。
〇以前、満月の夜に「夜空をみあげよう」というテーマの曲について書いたnoteもあります。
あわせてどうぞ。
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