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「恋の歌」より「愛の歌」の方が気に入っているっていう話【しまさんの読むRadio】

題名から、「何の話やねん?」と思った方も多いのではないでしょうか。

はい。

僕もそう思います。「何の話やねん」と。


めちゃくちゃ肩の力抜いたnoteを書きたくなった、かつ、個人の好みの話をしたくなったので、勝手に書きます。勝手に読んでいってください。


結構昔から、歌を聴くことが多くて、特に中1くらいから、ipodとネットワークウォークマン(死語)の全盛期だった。


その時聴いていたのは槇原敬之さんの曲、特に「どんなときも。」「もう恋なんてしない」「やさしい歌が歌えない」あたりはよく聴いていた。

マッキーの曲はラブソングの中でも「恋の歌」が多いし、その3~5割くらいは失恋している。

恋愛経験がない(というか全寮制男子校でそんなことほぼ怒らないのだが)僕にとって、当時全くわからなかったけど、今になって改めて聴くとかなり理解できるようになった。大人になったんだな、多分。


さて本題。

ラブソングにも二つある

「ラブソング」と一言で言っても、「恋の歌」「愛の歌」ではだいぶ違う。こんなことに気が付いたのは、ごく最近のことだ。


今まで以上に、音楽を聴くようになったし、幅自体がかなり広がっている(とはいえ日本語の、ポップかロックの範囲はでていかないのだが)ので、いろんな曲を聴くようになった。


偶然なのか知らないけど、ラブソングを結構聞くことが多い。


あと、個人的には歌詞をしっかり聞くので、歌詞の意味を考えてみることが多い。noteでもマガジンとしてまとめられるほど記事が書けてしまう。

そんな中で、気づいたのが「ラブソングにも恋の歌と愛の歌がある。」ということだ。


前提を整理しておくと…


ラブソングは恋愛をテーマとした曲全般を指すもの。

「恋の歌」はラブソングの中でも「君が好き」とか「会えなくてつらい」とか、恋をしているときの感情、想いをうたったもの。ポジティブなものもネガティブなものも含まれる。失恋ソングもこっちかな。

「愛の歌」はラブソングの中でも「愛してる」とか「これからも一緒にね」とか、愛していることを告白したり、その思いを伝えたりするもの。こちらは比較的ポジティブなものが多いけど、たまに「愛していたのに・・・」というパターンも。


こんな感じだろうか。


ただ、もちろん100%どちらかに分類できるわけではなく、グラデーションではあるが・・・


前置きが長くなったが、それぞれ具体例含めて解説してみよう。

「恋の歌」とは

「恋の歌」とは、先ほど下記のように定義してみた。

「恋の歌」はラブソングの中でも「君が好き」とか「会えなくてつらい」とか、恋をしているときの感情、想いをうたったもの。ポジティブなものもネガティブなものも含まれる。失恋ソングもこっちかな。

具体例を挙げるときりがないっちゃないんだけど、自分が知ってる範囲の曲でも取り上げよう。

1、スキマスイッチ「ガラナ」

もはや代表曲な気がする。

ドキドキの鼓動と、言い出したいけど言えない気持ちがもやもやしている自分に対して、たくさん声をかけて、「いざ行くぞ!」の気持ちに切り替えている曲である。

ドキドキの鼓動は

最近体調は悪かないが心臓が高鳴って参っている
炎天下の後押しでもって僕のテンションは急上昇フルテンだ

と歌いだしから言い放ってる。

もやもやは

"要は有言実行"…できるなら苦労はしねぇ
実際そうはいかんよ?君を前にしちゃきっと固まってる
(中略)
大体なんにしたって中途半端 へらず口ばっか吠えている
一体全体欲しいものはなんだ?優柔不断じゃ勝利なんかもう得られんぞ

と言語化しつつ、「おい、そんなんでいいんか?」とはっぱをかける。

いざ行くぞ、というのは

完成した愛の延長線上には栄光と希望に満ちた楽園がある
追い求めた理想を現実に変えていくんだ
ビビるんじゃねーぞ エンジン全開だ!

でいよいよ行く感じだ。

この曲は「告白前の恋の歌」という感じで、めっちゃ純粋だなと思った。うん。

2、Mr.children「over」

さっきは明るい曲だったので、少しトーンダウンして「君は変わってしまった」という曲を。

何も語らない君の瞳の奥に愛を探しても
言葉が足りない そうぼやいていた君をふっと思い出す

歌いだしから、明らかに「君」がどこかにいっている(=自分から離れていってしまった)。

そこからは、「君」との思い出や「君」の幻影をひたすら語るという、なんとも切ない曲である。

歌詞の中で何度も「愛してたのに」「あのころから」「あんな風に」「今となれば」「君は戻らない」とずっと後悔して、後悔しまくる。

唯一の救いと言えば、最後に

何も語らない君の瞳も いつか思い出となる
言葉にならない悲しみのトンネルを さぁくぐり抜けよう

と締めくくって、前を向きなおしていることだろうか。

3、B'z「恋心(KOI-GOKORO)」

このnoteを書こうと思い立った曲が2つあるんだけど、そのうちのひとつ。

一気に熱い歌になるし、しかも中高生くらいの「恋の歌」だ。

「彼女」の特徴の話がドンとでてくることと、その子にどうアプローチすりゃいいんだよどうするんだよ、という気持ちが歌われているので、聴いていてすごい爽快感ある。というかLIVEで聞きたいなコレ。

個人的にすきなフレーズはこれである↓

どうしよう うまくいかない恋
こんなとき もっと大人になりたい
誰もが悩んだことなのか un
まったく 先生 つよく
抱き合った仲間ともいつかは
はなれていくかもしれないけど
二度とは戻らない時間を
笑って 歌って ずっと
忘れない いつまでもあの恋
なくさない胸をたたく痛みを
汗かき 生き弾ませる
日々はまだ 今も続く

・・・あれ?これ中高生の時の思い出の話してる?

とここまで、「恋の歌」を3曲取り上げたんだけど、

「恋の歌」はラブソングの中でも「君が好き」とか「会えなくてつらい」とか、恋をしているときの感情、想いをうたったもの。ポジティブなものもネガティブなものも含まれる。失恋ソングもこっちかな。

こんな定義の中にいる曲たちだったと思う。なんとなくなんだけど、「自省」「エモ」の方が強い感じがする。

では一方で「愛の歌」って何だろう。

「愛の歌」とは

変わって、「愛の歌」とは、

「愛の歌」はラブソングの中でも「愛してる」とか「これからも一緒にね」とか、愛していることを告白したり、その思いを伝えたりするもの。こちらは比較的ポジティブなものが多いけど、たまに「愛していたのに・・・」というパターンも。

とまとめた。こちらも具体例を。

1、Mrs. GREEN APPLE「lovin'」

このnoteを書こうと思い立った曲が2つあって、そのうちのもうひとつ。

「一緒にいようよ」がかなり「日常の中に組み込まれている」感覚を覚える、そんな曲である。サビがすごくいい。

そんな中で lovin' you
当たり前に be with you
めくるめく時代の中 種を植えてみる
どうか続くといいな
あなたに降り注ぐ愛のすべて

2、スキマスイッチ「ラストシーン」

同じスキマスイッチでも、「恋の歌」もあれば「愛の歌」もある。「ラストシーン」は愛の歌のほうである。

僕は「君」に対して、どうしたいか、ということの意思表明、最近の言葉でかっこよく言うならばマニフェストだろうか。そんなことを歌っている。

柔らかくてすぐに 壊れそうな手のひらを
ありったけの愛を込めてそっと包み込んだ
ろくに自分のことも ままならない僕だけど
僕の両手で 君の世界を ずっと守っていたい
(中略)
子の胸の鼓動に 不器用な愛を乗せて
叫び続けることしか出来ないけれど
一部始終を君に ただ偽りなく見せたい
僕の背中 君の瞳に どう映りこむかな

この歌詞を聴いていて、マニフェストと言いつつも一方的に投げつけている感覚を少しも感じないのは、おそらく「僕にはこれしかできない、デモのその中で精一杯」という態度とともに「自分はどうしていくかどうか」を丁寧に語り、その態度を「君からはどう見えているかな?」と確認しているあたりかなとも、思った。愛は相互性。

3、いきものがかり「太陽」

君の笑顔や手のひらに 伝わる温度覚えてる
こんなに好きでいてくれる 今言うよアリガトウ
(中略)
少しだけ距離が遠くて 不安にさせてしまっても
君が私を照らしてる 太陽みたいに

こんな歌詞を紡いでいる。

この曲はどっちも混ざっているのだけど、「恋の中の愛」の要素を感じる。

あの日の答え 一晩中悩んだから今がある
そんな日々もあるけど また歩いて行こう この先を
まだ続いてく未来たち どんなことが待ってるだろう
それでも君がいてくれる そうさここから始めよう

いつかは、つながるんだろうね。


愛の歌はどちらかというと、女性アーティストのほうがダイレクトに言わないで歌っているのが印象的でした。

結構曲紹介したんだけど、結局何の話をしたいんだっけ。というところで。

僕がなぜ「愛の歌」の方が気に入っているか

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さて、いろいろ曲紹介したけども、改めてこのnoteで話したかった話を。


超個人的には「愛の歌」の方が今は共感できるものが多いなあと。


以前はどっちもそこまで変わらなかったんだけど、最近はラブソングの中でも「愛の歌」要素が強いものが気に入るようになった。


自分自身の成長なのか、自分がもともと積極的に動いていく方が合うのか、うじうじしている自分が嫌いなのかのどれかなんだけど。


さっきの項目で、「このnoteを書こうと思った曲」を2つ挙げていた。


ひとつはB'zの「恋心(KOI-GOKORO)」

ひとつはMrs. GREEN APPLEの「lovin'」


それぞれ、「恋について歌っているもの」と「愛について歌っているもの」なんだけど、最近ついつい聞いちゃう2曲でもある。


「恋心」はつい聞いちゃう、アガル曲なので好きなんだけど、一方で「lovin'」は「ああ、誰かを愛するってこういう姿勢なんだろうなあ」と引き締めているのかむしろ締まる思いなのかわからないけど、そういう歌なんだよね。


あとはもう、ご自身で聞いて良さを知ってください。下にYoutube貼っとくので。

とりあえず、日常から、「ありがとう」「愛してる」は失っちゃいけないんだろうな。


あと、ここも好き。だから聴いて。

人だからそりゃダメにもなるんだ
タメになるね
簡単なんかじゃないけど
今日はせっかくの holiday さ
難しいことは置いといてさ

人生、だなぁ。

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