誰が為に料理する

☆本日のメニュー☆
シイラのムニエル
サラダ
温野菜のマスタードソース添え
厚揚げのカレー煮
柿のサラダ
豆ご飯

旧知の魚市場の店主から届けて貰った綺麗なシイラ。精一杯の思いを込めて焼いたけど、やはりNシェフには敵わない。言われた通りに調理してるのに、やはりキャリアの差は簡単に越えられないと痛感。

ひとつの料理がお客様のテーブルに乗るまで、いくつの心のリレーがあるか。

飲食業界に長く居ると、それが身に沁みて分かるが、そんな私ですら忙しい時に外食するとこういう事をうっかり忘れてしまう。
十秒チャージなんて言葉もある位だ。
食事を「栄養」として「補給」する日も人生にある。

当然だ。

当然だけれども、そういう時人は、一体どこで「補給」しているか。

場所なんてこだわらないはずだ。「補給」は手早さが優先されるのだから。

じゃあカフェに来てまで食事するのはどういう時か？
どんな気分か？
どんな目的か？

分かっていたらコストパフォーマンスだけで飲食店やろうなんて気持ちにならないはずだ。
私はバトンを繋げる仕事がやりたい。