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僕はボク、のペースで。

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立ち止まって。いろいろ考えて。 それでも、それが僕のペースだから。
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#飲食店経営

周囲からの指摘やアドバイスはどこまで聞き入れればいいのか

以前このマガジンで「家族経営はどうしても視野が狭くなりがちなので、人からのアドバイスをよく聞かなくちゃいけないと思ってるんです」という内容の記事を書きました。 はじめは「よそ者」だった私が、旦那と一緒に働きはじめたことで次第に "第三者の目" を失いつつあったからです。 その気持ちは今も変わってないのですが、実際に周囲からアドバイスや指摘をもらうと「これ...何をどこまで聞き入れればいいんだろう?」と思うことがよくあります。 一方の意見を立てれば一方が立たずになってしま

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「疲弊せずに続けられる小さな飲食店」をめざして

旦那が3代目を務める小さな飲食店の女将になって、丸6年が経った。 はじめた当時の経営状況といったらもう最悪で。忙しいはずのディナータイムなのにやることといえば掃除ばかり。家賃は遅れ、時給制だった私の給料は2ヶ月待ったこともある。 ただ、この状況がかえって私にやる気を出させてくれたのも事実。「変えてやろう。必ず忙しい店にしてやろうじゃないか」と決意を固めることができた。 そうと決めたら一直線。メニュー構成の変更や禁煙席の設置、SNSの活用などをはじめ、テレビの音量や食器を

同業者間で店を行き来する「暗黙のルール」について

飲食店をやっているとついて回るのが、同業者間のお付き合いです。 同業さんが来てくれたら、後日、お礼やお返しの意味でその人の店に足を運ぶっていう文化があるのはうちの界隈だけじゃないと思います。 私は今の店で働き出してはじめてこういった習慣に触れてるんですが、本音を言うと少々を圧を感じるといいますか、あまりに守ろう守ろうと意識するのもどうかなって思うんですよね。 横のつながりが大事なことは十分に承知はしています。ただ「来てもらったから行かなくちゃいけない」と義務感でお店に足

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【女将のエッセイ】自分のお店に100%満足できてる人なんていないことを知った話

なにごとにも理想が高く、完璧でなければ気が済まないタイプの人っていますよね。 実は私はどちらかというとそちらのタイプで、趣味は形から、掃除もやるとなったらトコトン。しっかり準備をして、目標を立てた上で順番に取り組みたい。 この傾向がいちばん顕著なのは、やっぱり飲食店経営という今の仕事ですね。 しかしながら、ときに理想ばかりが先行し「商売たるものこうあらねば!」という義務感みたいなものを感じやすいところは前々からありました。少々、理想が強すぎるのかもしれません。 そんな

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世界的シェフに教わった名物メニューの作り方 ~ コロナに挑む飲食店さんへ

ご覧頂いてありがとうございます。 新型コロナウィルスの影響で、私のいる飲食業界では存在を賭けた困難な戦いが続いています。 テイクアウト、デリバリー、通販宅配と、多様な売り方で「新メニュー」を開発中の飲食店さんが全国にいらっしゃるのではないでしょうか。 しかも単なる新メニューではなく、テイクアウトやデリバリーに初めて取り組まれるお店にとっては、新しい市場を切り開く新メニューです。いつも以上に頭を悩ませていらっしゃる方も多いと思いま

【4/30時点】全国の飲食店へ。今すぐ申請すべきコロナを乗りきるための支援策まとめ

はじめまして、楠本修二郎と申します。 カフェ・カンパニーは2001年の創業以来、「CAFE = Community Access For Everyone」という視点のもと、カフェは人々が集うコミュニティの場、外食店は生活者の笑顔のインフラと信じて、現在は国内外で約100店舗・60ブランドを企画・運営を展開しています。 2020年、僕らにとっては未来に向けて様々な準備を始める予定でした。そんなときに突如世界を襲った新型コロナウイルス。2008年のリーマンショック、20