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会議ファシリテーションを行う際に大切にしていること(テクニック編③「変数と定数を切り分ける」)

先日から、私たちがお客様に向けて行っている会議ファシリテーション(問題解決会議)のことを書いています。記事を読んでいただくことで、私たちが普段どのようなことを考えてファシリテーションをしているのかが、見えてくるはずです。
目次の記事はこちらをご覧ください。↓
(目次にこれまでの記事のリンクも貼っています)

先日からはテクニック編を書いています。
前回のテーマは、事実と解釈を切り分ける でした。

今回のテーマは、

変数と定数を切り分ける

です。タイトルの文字数の都合上、短くするために定数と変数と使いましたが、記事内では、コントロールできること(変数)コントロールできないこと(定数)いう表現をしていきます。言葉を下記のように定義しています。

変数とは
値が変化するもの。(コントロールできること)

定数とは
値が変化しないもの。(コントロールできないこと)

例えば、雨が降っていたとして。
雨が止んで欲しいなぁと思っても「雨を止ませること」コントロールできませんコントロールできることは、傘をさしたり、カッパを着たり、そもそも外に出ないといったことです。


当たり前じゃないか!!

というツッコミが入りそうですが笑

仕事で考えてみると意外とできなかったりするものです。これまで問題解決会議に関わらせていただいている中でも、コントロールできないことに対して囚われてしまっている場面をたくさん見てきました。囚われてしまうと、だいたい思考停止状態になります。(問題解決がすすみません)

例えば「人手が足りない」と思っている園長がいたとして、そのことで頭がいっぱいになっていると、何を話してても「人手が足りない」に帰着してしまいます。

そういった場面で、コントロールできないことコントロールできることのお話をします。

※あくまでもお話する一例です。
(ある程度話を伺った上で)「採用媒体に掲載する」は、コントロールできることですよね。コントロールできないことは、「応募してもらうこと」ですよね。応募してもらったとして、こちら側が良いと思っても、入職してくれるとは限りませんよね。

こちら側がコントロールできることは、「求職者に目に止まるようなオプション機能をつける」「面接の練習をする」などがありますよね。

入職するまでの期間はコントロールできないのですが、「今、コントロールできることに目を向けてみると、他にどんなことができそうですか?」

みたいな感じで整理するお手伝いをしていきいます。意外と、実はシフトの組み方を変えると人手が足りない問題が解消または緩和されることもあります。

当事者になると、どうしても視野が狭くなってしまうのは当たり前だと私は思います。だからこそ第3者が入る意味があると考えています。

今回のテーマは、コントロールできること(変数)とコントロールできないこと(定数)に切り分けるでした。

大切なことは何か問題にぶつかったときに、立ち止まって

  • コントロールできないことに囚われてないか?

  • コントロールできることは何か?

を整理することです。前回の事実と解釈を切り分けるとセットで考えられると、より整理しやすくなると思います。

無料オンライン相談をいつでも受け付けています。

「ちょっと話を聞いてほしい」「こんなことで悩んでいる」などお困りごとがありましたら、いつでもご連絡ください。まずはヒアリングを通して、整理するお手伝いをいたします。(どのような業界の方でもお問い合わせください)↓

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