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自転車で旅にでよう/Cycle tourism in KYOTO Ep2
「折りたたみ自転車をクルマで輪行して京都をめぐる旅をする」これをやりたくて僕はBROMPTONを購入した。あれから2年、ようやく京都に向かう。
京都を行けば、そこかしこで見られる町家。長い歴史の中で様々な暮らしの知恵と工夫を積み重ねながら発展してきた京都の象徴ともいえる存在だ。保全と再生に向けた積極的な取組が推進されるものの減少傾向にあるという。観光で行く京都で見ることはあっても、訪れることは稀な町家だが、京都が織りなす貴重な生活文化であり、そこだけに存在する京都の魅力を味わうべきだろう。自転車という生活に密着した道具でめぐる旅。その行先として町家は、実に魅力的だ。
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向かったのは彩雲堂。彩雲堂は日本画の画材店で100年来の伝統的な製造方法により、水墨画材料および日本画材料を製造、販売する店。まさに京都の町家が店になっている。創業は明治初期で、虫籠窓や格子窓、富岡鉄斎の書による木製看板は、趣ある外観を形成。店の間で、店内で製造した絵具を販売する光景は京都の伝統的な店舗形態を現代に継承する。京都市文化市民局 文化芸術都市推進室 文化財保護課が推進する「京都を彩る建物や庭園」で認定を受けていて、町家景観で有名な姉小路界隈を代表する建物で、町家が軒を連ねる景観を支える重要な存在だ。そして町家にあってもBROMPTONは存在感がある。
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チェックインまでの時間もなくなってきたのでもうひとつだけ店に行くことにする。事前によく確認しなかったので途中から押して歩くことになってしまったが、京都市内中心部は自転車通行不可の場所もあるので注意したい。事前に確認することをおすすめする。苦労して訪れたのは“ 田丸印房 “ 御朱印のオーダーを受けるような本格的なハンコ屋さんだが、ポップな思わず笑ってしまうスタンプも売っていて店頭で購入出来る。僕もトラベラーズノートブックで使えそうなスタンプをいくつか購入した。
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今回の宿泊は三条近くのHOTEL ARU KYOTO。もちろんホテルの方に了解を得たが自転車で館内に入れた。エレベーターにも畳まずに入れて、部屋も広い部屋を用意していただいたので展開したまま2台を置くことが出来たのはありがたい。初日はこの後、東寺の夜桜ライトアップに行き、お酒を飲んで帰ったが睡魔に襲われすぐに寝てしまう。
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翌日、朝早くに僕らは自転車で東寺に向かう。開門5時、拝観8時とあるので境内に入れるものと思い桜を撮りに向かった。境内に自転車を停められるのは助かったが、実際大部分は入れなかった。ガラクタ市が開催される日とのことで準備に追われる人を横目にしながら待つ。8時、開門と同時に桜を撮りに向かう。2日目は自転車に乗るのは東寺までの往復だけなので撮影後はホテルに戻りクルマに乗せた。
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この後はクルマで移動。昼ごはんを食べた後は仁和寺に向かう。御室桜はまだ咲いておらず残念。2日目の宿は“ THE WESTIN MIYAKO KYOTO “に宿泊。京都を一望出来る良いホテルだ。地下に駐車場があるが、傾斜地にホテルが建っているので、この地下駐車場から直接外に出れるようになっていて、自転車で出かけるには最適な構造となっている。
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Ep3へ続く
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