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「生」で観る

こんばんは。
暑くなったと思ったら、今日は冷たい雨。

私の休日はなぜか、よく雨が降ります。
降らせているつもりはないのですが…
そろそろ雨女と認めなければならないかも。笑

さて、そんな雨の中。
今日は、とある場所にお邪魔しました。

可愛いうさぎさん達を沢山生み出している、イラストレーター・しらとあきこさんの作品展です。

平日の昼間で、しかも雨。
いつもより人は少ないですが、まだまだ緊急事態宣言中の都内。最大限の警戒をしておでかけです。

ガタンゴトン、ガタンゴトン…

綺麗になった原宿駅。人がまばらに行き交います。
表参道を進み、リンゴマークの手前で、一本裏へ。

さらに進んで左、右、左。
3回ほど曲がると、お目当てのギャラリーに到着です。

「しらとあきこ作品展-うさぎの国から-」

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学生の頃からの長いお付き合い。
ここのギャラリーも、もう何回目だろうか?

さぁ、中に入ります。

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出迎えてくれたのは、ランプを持ったうさぎさん。

どうやら、うさぎの国へ案内してくれるようです。
導かれるまま先へ先へ…

***


うさぎの国。

そこは、みんな自由で、可愛い子たちが楽しく、
それぞれ好きなことを楽しんでいるところ。

飛んだり跳ねたりする子もいれば、
静かに自分の時間を楽しむ子も。

きらきらで、ふわふわで、ぽかぽかで。

誘われた私の心も、満たされてゆきます…


***


…目が覚めると、そこは現実世界。

夢心地のまま手にした、3枚のカード。

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願う、うさぎ。
誘う、うさぎ。
そして、クリームソーダを眺めるうさぎ。

あの国の記憶が手元にカードとして残ったのかな。

私はそれを大事にカバンにしまいました。

***


外へ出た私は、また都会の街を歩きます。

作品を「生」で観るということ。
五感で感じるということ。

一歩入る時の気持ち、空間を体感して。
映像として焼き付けて。
触れないけど、触れるような気持ちで。
窓の外の、雨音をBGMにして。

あらゆる感覚に何かが反応して、それが記憶の断片として蓄積されて、また何かの拍子に思い出されて。

こんな世の中だから、あらゆるテクノロジーを生かした鑑賞があるけれど、やっぱり生には敵わない。

その場にいって、作品と対面して、質感を感じて、空間に埋もれて、初めて感じる良さってあって。

「仕方ないよね」が増えてしまった世の中だけど、やっぱり何を良いと感じていたのか、それは忘れたくない。
そう思う1日でした。

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