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経済的に破綻した翌月に子供が生まれた夫婦の話し。(その39)

 この物語は私達夫婦が13年前から今までに経験した実話を基に、登場人物などは架空の設定で書いております。
また内容も一部脚色しておりますので全てが正しく記載されているわけではありません。 私達夫婦はこの物語を通じてたどり着いた心境をお伝えし、皆様のお役に立てればと考え、二人で相談をしながら書いております。

保証協会

  北野さんの事務所で会ったパーマ頭の銀行員から翌日電話が入りました。
融資のため保証協会へ行く段取りをしたいとの内容でした。
 北野さんの会社の担当になって2カ月目の若い銀行員のパーマ君は、私への融資が実行され北野さんの信用を勝ち得たいように見えました。
「保証協会へ行って下手をうたないための予習がしたい」「保証協会でOKでれば融資決定だ」と上からパーマ君へ出た指示だというのを覚えています。

 

夫が保証協会へ行く


 北野さん紹介された銀行員のパーマ君と保証協会へ行くと言い夫がでかけました。

融資の話が勝手に進んでいて不安でした。

 夫がみんなに、おだてられて木に登っていく豚のように見えてましたが、この当時の主人にはもう聞く耳がなかったと思っていました。

 なぜ?こんなに熱心に夫を誘うのでしょう?
そんなに良い話なら夫以外が手をあげるでしょうし、なぜ夫がこの人たちにここまで誘われるのか。

煽てられた豚のイメージ

夫の何を知っているのか?
不思議でした。

 確かに夫は持っています。
運というか?出会いというか? チャンスに強いタイプというか?
自分でも運は強いと自負してました。

でも運の強さはピンチの時に発揮されているように見えてそれが気がかりでした。

(つづく)

#眠れない夜に

#この経験に学べ


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