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泣きそうだ。あの文章は埋もれるはずだったのに

賞をいただいてしまった、ダイヤモンド社さんから。読書感想コンテスト「#読書の秋2022」に応募した、私の投稿が。

嬉しすぎる。夢かな、夢なのかもしれない。

だって私ってば万年文章下手。いつだって支離滅裂。

賞に選んでもらったその投稿文も、整理されてない自分の頭の中をそのままぶちまけちゃったみたいな文章で、とても人さまにお披露目するようなシロモノじゃない。

不得意の自覚があるならそもそも書かなきゃいいのにねって、自分でも思う。

ただ、私が読んだ推薦図書のこの部分を思い返した時、書こうって思ってしまったんだ。

このように、僕らの「当たり前」が当たり前ではないと分かると、みなさんを苦しめる悩みの前提が崩れます。したがって、悩みから解放されて楽になれる……というわけです。それこそが、本書の狙いです。僕はこの本を、歴史を知ることで、あなたを苦しめている悩みを吹き飛ばすために書きました。
深井龍之介『歴史思考』p11-12


まさに。まさにそう。

ちょうど我が子のことでぐるぐる思い悩んでたタイミングに再読をした私は、本から受けたメッセージで心がすっと晴れやかになった。

悩んでいる対象や状況は何ひとつ変わっていなくても、自分の思考次第で世界の見えかたがガラリと変わった。

はからずも私は、著者の思惑どおりの読書体験をしたのだと思う。

別にそれについて「操作されちゃったなぁ」と思ったわけじゃない。

というかむしろ、読者である私自身の変化によって、その本の目的は無事達せられたんじゃないかなと思った、傲慢にも。

と同時に、この体験を本の向こう側の人に伝えるのもありなのでは、とも思った。

私の体験は私にとってはありありと存在している唯一のものだけど、私が言い出さなければそれは世界に存在しないのと同じなわけで。

いつもの私ならきっと普通に最後まで黙っていて、私のエピソードは私しか知らないままにしておく。プライベートな内容ならなおさら。

でも今回はいつもとちょっと気持ちが違った。なんとなく呼ばれているような気がした。

おそらく間違いなく私のほかにも同じようにこの本を読んで悩みが吹き飛んだ人はたくさんいて、同様の体験談はわんさか届いているんだろう。

であるならば私もそこに1票入れたい。私も読者アンケートに回答したい。自由記述の欄をはみ出すくらいに、うざいくらいにこまごまと書きたい。

多数の中に埋もれていい。結果として何ひとつ目立たなくていいから、私は私の1通を届けよう。

そんな気持ちで書いた読書感想文だった。

それがなんと、他の投稿作品群の中から奇跡的に見つけ出していただいただけでなく、恐れ多くも賞に選んでもらってしまった。

まさか陽の目を見るなんて、想定外のスペシャルハッピーサプライズだ。

未来のことは、誰にも分からないのです。
深井龍之介『歴史思考』p148


人生って本当、未知なんだな。

ところで、自分の書いたものを改めて読み返してショックだったことがある。

あの投稿、6000字も使っておきながら肝心の推薦図書についてはほとんど何も紹介できていなかったのだ。

だから今、すこぶる申し訳ない気持ちがしている。(猛省)

語彙力がなくて恥ずかしいけど、『歴史思考』は楽しく読んでいるうちにナチュラルに視界がひらけていく本なので、とにかく全人類に読んでほしい。

もう読んだよっていう人にも再読をおすすめしたい。なぜなら私自身が再読で大きな気づきを得たから。

私だけでなくきっと多くの人たちも、自らのおかれている状況や環境が変わるたびに悩みの種類や性質が変わっていくと思う。

その移りゆく悩みに、いつだって『歴史思考』は寄り添ってくれる。

そう確信しているから、うちの本棚の最前列にその本は置かれている。心が迷う時、いつでも手に取れるように。

ダイヤモンド社書籍編集局さまはじめ、COTENさま、noteさま、コンテストに関わられたすべての皆さま、それから私の拙い文章を広い心で読んでくれた皆さま、このたびは誠にありがとうございました。


▽▼▽嬉しいコメントつきの結果発表▽▼▽



(P.S.その1)

ご連絡くださった編集者さんから、なんとあの投稿をコテンラジオチームの皆さんにもシェアしていただいた(!)と知って。

嬉しいの半分、恥ずかしいの半分で、もうなにがなにやら。

人見知りで地味人間の私は、この幸せなふわふわをひとり静かに味わっている、この数日間ずっと。

ホント夢のよう。


(P.S.その2)

超絶素晴らしい賞品がダイヤモンド社さまから届いて、猛烈に感激している。

いまや全品SOLDOUT、ファン憧れのコテンラジオグッズ、の、箱入り一式…!めちゃんこ豪華でブッ倒れそう。

なによりピュイちゃんのこの可愛さよ。たまらない。

私にとってはこれ以上ない最高の贈り物。

グッズをひとつひとつ手に取ることで心が満たされる自分がいて、やっぱり泣いてしまいそうになっている。

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