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勉強会に参加したら技術書の執筆に誘われ技術書典16に売り子として参加した。

こんにちは、Shilaca です。
表題の通り、技術書典16のオフライン会場に売り子として参加しました。
過去に技術書典に行ったことはありましたが 売り子としては初めて、そして初めての技術書の執筆、、ふと、初めてづくしだなぁと気づき、せっかくなので経緯などを軽く書くとにしました!

サムネはサークル入場直後に撮ったまだ並べている途中のポスター
なぜかキレイに並んでいる奴は撮ってない(何故)


はじめに

この記事を見ている方はご存じの方が多数だと思いますが、
まずは技術書典について。

新しい技術に出会えるお祭りです。
技術書典は、いろんな技術の普及を手伝いたいとの想いではじまりました。
技術書を中心として出展者はノウハウを詰め込み、来場者はこの場にしかないおもしろい技術書をさがし求める、技術に関わる人のための場として『技術書典』を開催します。

(公式サイトより引用) 技術書典:技術書オンリーイベント

とあるように、いろんなサークルが好きな技術を詰め込んだ本などを売るイベントです。中には無料で本を頒布している方もいます。
技術書典16 はオンライン(2024.05.25 - 2024.06.09) とオフライン(2024.05.26) で開催され、このオフライン会場でサークルの売り子として参加しました。

私が参加したサークルは Babylon.js 勉強会で、Babylon.js というブラウザで 3Dグラフィクスを扱うことができるライブラリに関する本を出しています。
今回の新刊が Vol.4 で、今までに Vol.1 ~ Vol.3 が刊行されています。
私は Vol.4 の一つの章を担当させていただきました!

なぜ技術書を執筆することになったのか

今回、技術書の執筆にお誘いいただくまでは、自分が技術書を書くことなんて全く想像していませんでした。ですがひょんなことから執筆のお誘いを頂き今回書くに至りました。また私が今回の技術書にお誘頂いたのが4月28日と締め切りまで残り1週間ぐらいでした(我ながらあの時はよく受けたなぁと思います)。
どんな経緯でお誘いを頂けたのか、なぜ締め切り1週間でもなんとかなったのかについて書いていこと思います。

4/28 Babylon.js 勉強会の LT イベントに初登壇した

切っ掛けはここでした。
そして実は技術勉強会に登壇するのも初めてでした。

私は WebGL や WebXR に関心があり、4月初め頃に Babylon.js の最新版 7.0 で Apple Vision Pro や Gaussian Splat 対応など、気になるトピックが対応されるという情報を見かけました。

Babylon.js の競合として挙げられる Three.js はよく使用していたのですが、Babylon.js も気になってはいたのでこれを機にちゃんと触ってみようかなと思っていたところで、Balylon.js 勉強会のことを知りました。

登壇とかも経験してみないとなぁと頭の片隅に思っていたので、これは出るしかねぇ!と内容も何も決めず現地LT発表枠に申し込みました。(誰かが言っていた、まずは己を逃げられない状況に置くことだ、と。(?))

とりあえず漠然と WebXR 系で何かやろうと考え始めました。はじめは「折角だし Apple Vision Pro を使ってこんなこと出来ましたーって感じで行こうかな」と思っていたのですが、いざ触ってみると Apple Vision Pro が思ったより WebXR に対応していない(悲しい!!!!!!)。
どうしようかなと思案した結果、WebXR の様々な機能達を実際に動かしてみるとどんな感じなのか、どの端末なら動くのか、試してみたいなと思いいろんなデバイスで試してみたよという内容で LT することにしました。

その時の登壇スライドはコチラ

スライドができたのが前日の夜で、疲れたしこのまま本番に臨むか・・・?いや流石に練習並びに時間は計っておこうと、練習してみたら、時間は盛大にオーバーするわ、全然うまく話せないわでやべぇーと思いながら結局遅い時間までスライとの調整や練習をしていたのを覚えています。

なんやかんやで本番を迎え、無事 LT を終えました。
SNSでも反応がもらえて滅茶苦茶うれしかったし安堵したのを覚えています。

そしてその勉強会の懇親会にて、Babylon.js勉強会で出している技術書の全体編集を担当している Limes さん に、今回の LT の内容でもいいので良かったら書きませんか?とお誘いいただき、またとない機会だともい是非!ということで技術書を書くことになりました。

初の技術書執筆

お誘いいただいた時点で締め切りは1週間くらいしかないことは聞いていました。受けたときは内心、内容は LT の時に時間が足りなくて端折った部分を追加する方ににすればいいと思うしまあ何とかなるだろう。と高をくくっていました。

いや、実際何とかなったのですが、結構大変だった!!

まず普通に文章を書くのが大変、これ日本語変じゃないかな?伝わるかな?とか、 Re:VIEW の書き方とか、コードが本当にちゃんと動くかの検証とか、書いていることが合っているのかの裏取りとか、書籍用の画像の用意とか、とか、、、休日丸一日使って何とか一通り書き上げ、あとは微調整で乗り切りました。

途中から参加したというのもあってか、環境構築の方法や Re:VIEW のサンプルコードが用意されていたのが救いでした。ほかの方が執筆した部分も参考に何とか書き上げることができました。メンバーに感謝!

本を書くときはもっと余裕を持つべき、うん、次回があるならもう少し余裕が欲しい(笑)でも既に参加していた皆さんは優しかったし、無事間に合ったのでOKです!

技術書典16 オフライン 当日

なんやかんやで当日は売り子として参加することになりました。

今回売り子として参加するメンバーはみんな売り子をするのは初めてで、大丈夫かな?と多少不安もありましたが、無事何とかなりました。
現金のやり取りが発生しない後払いシステム便利ですね(これのおかげで買い過ぎてしまうんですが)。

さらに技術書典16では「完全手ぶらセット」というものが用意されており、出展が初めてなんとなく形になるようになっていました。

サークル入場開始後ブースに行くと以下のような感じでまとめられていました。長机の上に載っている紙袋の中に「完全手ぶらセット」が入っています。

ブース設営前

セットを使って設営した後はこんな感じ。
テーブルクロスがあるだけで、だいぶそれっぽい!かなりいい仕事をしてくれてます。

ブース設営後

セットに入っていたものは、テーブルクロス、値札、ペン(黒・赤)、シール(新刊とかおすすめとか書いてある)、上の方で見切れているうちわ(技術書❤LOVE)などなど。
サイリウムも入っていたけど、あれを活用できたブースはあるのかな??

一般入場開始後のブース対応では、「興味があるので買います」や「面白そうなので買います」と言ってくれる方がいてお客さんの声が聞けるってやっぱりいいなとなりました。
実際、質問してくれて、説明した後に買ってくれるとホントにうれしい
中には勉強会でLTされてた方ですよね?とおっしゃってくれる方がいて、え、覚えててくれたの?うれしすぎる!と心の中は大はしゃぎでした。

おわりに

私個人では4月のLT準備から始まり、それぞれが間に合わねぇ―と奮闘する2ヵ月でした。この短期間で様々な経験をさせてくれた Balylon.js 勉強会の皆さんに感謝。そしてブースに来て書籍を購入してくれたみなさま、ありがとうございます!とても励みになるし、書いてよかったーってなる。感想とかも待ってます!

おまけ:技術書典16 オフライン会場での戦利品

オフライン会場で買った私の戦利品たち。
変わった技術書に出会えるのもいいし、なにより著者の方と話ができる点が良いですね、話を聞いていると欲しくなってしまう。

おまけ:Bayblon.js 勉強会ブースをスキャンして Babylon.js で WebXR で見れるようにしてみた!

せっかくなので、スキャンデータとBabylon.js を使って WebXR をしました!
ブース設営後に Scanivers というアプリを使ってスマートフォンでブースをスキャン。そのデータと Babylon.js を使って WebXR で見れるようにしたものを用意してみたので是非見てみてください。

Android スマートフォンか Quest3 などの HMD を持っていれば、以下のサイトにブラウザでアクセスしたあと、右下のボタンを押すだけで、どこでも Babylon.js 勉強会のブースを召喚して、売り子ごっこができます!
(スキャンの精度が荒いのはご愛嬌ということで・・・)

PCブラウザで開くと以下のような感じ、右下のゴーグルみたいなアイコンを押すとAR対応端末ならARモードが起動します。

Babylon.js 勉強会のブースのスキャンデータを Babylon.js で WebXR で見れるようにしてみたサイトのスクリーンショット

Babylon.js を使うと簡単にこれが実装出来ちゃいます。
興味を持った方はぜひ Babylon.js 使ってみてください。
Babylon.js の WebXR については今回の新刊 Babylon.js レシピ集 Vol.4 に書いたのでそちらもチェック!

最後に WebXR はいいぞ!!!!


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