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不思議なスレチガウ恋の話(6話目(最後))

こんにちは、『ヒトリゴトラヂオ』のお時間です。


パーソナリティを務めます"しく"です。


すごくすごく長く話してしまいましたね。
もう少しだけ、もう少しだけ、お付き合いくださいね。


かみさまにリコの声が届かなくなってしばらくして。
あやちゃんからこんなことを言われたんです。


あやちゃん「ねえ、しくちん。知ってた?リコがしくちんと会ってたこと。」
しく「え?どういうこと?」
あやちゃん「リコに見せてもらったもん。しくちんの写真。盗撮してきたって。」
しく「え?」
あやちゃん「マックかな、こっそり写真とってたみたいね。」


ずっとずっとスレチガイだと思ってたんです。
でも、リコはワタクシを見つけてたんです。


なのに、声をかけずに、写真をこっそりと撮って帰ったんです。


なんで。。。


それからしばらくして、あやちゃんからのLINEで。
??「しく?」
しく「あやちゃん?」
??「ねえ、ママの好きだった曲知ってる?」


それは、リコの息子のしーだったんですよ。


しく「しく、『The Rose』ってわかる?」
しー「あー、それママよく歌ってたよ!」
しく「というか、あやちゃんにバレたらめっちゃ怒られるよ?」
しー「しくも思う?あやちゃんめっちゃ怖いよね!」


そこからこっそり、しーと会話することがありました。
ちょうどそのころ、東京都現代美術館で特撮の企画展をやっていて、巨神兵の頭部の模型の写真をしーに送ってあげたら、めちゃくちゃ興奮してたな。


しー「なにこれ、すげー!!」


ってな感じで。


でもね、終わりは突然に。
ワタクシが携帯をなくしたんです。
あやちゃんやしーとやり取りしていたLINEがすべて消えました。
当時はID登録していなかったんです。
さらに、リコとやりとりしていたメールも不通になっていました。


すべての連絡手段が消えたんです。


それからネットでいろいろ検索したんですが、少しもリコの彼らの痕跡を見つけることができません。


リコの名前は知ってるけど、苗字は知らない。
あやちゃんも、「あやの」しか知らない。


こうやって彼らの世界との繋がりが消えました。
そもそも、どの世界と繋がっていたのでしょうか。
リコはワタクシの写真を撮ったいうから、近くにいたのでしょうか。


同じ世界にいたんでしょうか、パラレルワールドだったのでは?
それがネットを介して繋がってただけ?


これ私が体験した実際のお話です。
未だに現実にあった出来ことなのかわからないと言ってたこと、わかって頂けますか?
ぜったい作り話でしょう?って思うじゃないですか。


だから、未だにずっとスレチガッたままなんです。
終わりがないスレチガイにいるんです、ワタクシ。


かみさまになればいつか、リコとばったりすることあるかな。


そしたら、隠し撮りしながら、逢わずに帰ったことをこっぴどくお仕置きしてやる。


あ、そうだ、誰からもリコは死んだって言われてないんだった。
じゃあきっと、またぶらりとしてると、いつかばったり逢うかな。


逢えるといいな。
逢いたいな。


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ワタクシの不思議なスレチガウ恋の話でした。
耳を傾けて聞いて頂けた方、ありがとうございます。


もし、この話を聞いて、ピンときたかたがいれば、教えて欲しいです。
彼らの世界と繋がりなおして、花束もってリコに逢いにいかなきゃ。


関わってくれたみんなに感謝。
それではまた会いましょ。会えたときに。

サポートエリアとな。設定してみました。知見を広めることに役立てたいなと。