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不思議なスレチガウ恋の話(3話目)
こんにちは、『ヒトリゴトラヂオ』のお時間です。
パーソナリティを務めます"しく"です。
今日はお昼にお届けしたいと思います。
前回のお話、聞いて頂けまして?
リコのあの行動。
思いつくままに、行動しちゃうし、その思う行動が奇想天外というかなんというか。
ただ、奇想天外といえば、ワタクシもさして変わらないかも。
リコはしばらくしてから、拠点を東京に移しました。
それからというもの、だいたい二人の行動はこんな感じ。
リコ「いまどこ?」
しく「銀座のマックにいるよ」
リコ「今からいくー」
しく「あ、いま店変えた」
リコ「あちし、マックいたのに、おかしいなぁ」
なんとなく、なんとなくですが、お互いにいる場所をボカシして。
なんとなく、スレチガっていたんです。
ワタクシは本気でリコを探してみたときもあるんですが、捕まえられませんでした。
そんなある日、いつものようにスレチガいな会話をしてると、パタッとメールが止まりました。
翌日、リコからメールがきました。
リコ「利き手に針が刺さってる、あれほど利き手にするなって言ったのに!」
あやちゃんから聞きました。
リコが赤血球の異常からくる病気を罹っており、極度の貧血になりやすいこと。
そして、この病気には治療法がないこと。
連絡が止まったのは、信号待ちをしてるときに貧血で気を失い、近くにいた人が救急車を呼び、搬送されていたんです。
そして、彼女は仕事にプライドをもって取り組んでるので、理容師の道具である手、とくに利き手に点滴をされるのを極度に嫌がっていました。
前回の話で、東京に住む場所探すにあたって、近くに大きい病院あるか聞いてたでしょ?
それがこの理由なんです。
実はこれまでの彼女との会話の中で、病気のことはなんとなく気がついてはいたんですよ。
ただ、お互いになんとなくこの話題を正面から話すのは避けていたんです。
ちなみに、あやちゃんともよく会話してました。
彼女が違う仕事に挑戦しようか悩んでること。
あやちゃんは実は日舞できることとか。
リコが退院してからも、ワタクシとリコのわざとなスレチガいは続きました。
さて、カフェで珈琲飲みながらお話してたのですが、長いしてしまったので、場所をかえてお届けしますね。
あなたもワタクシを探してみます?
スレチガウかもですが。
それではまた会いましょ。会えたときに。
サポートエリアとな。設定してみました。知見を広めることに役立てたいなと。