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不思議なスレチガウ恋の話(5話目)

こんにちは、『ヒトリゴトラヂオ』のお時間です。


パーソナリティを務めます"しく"です。


気が付いたらもう夕方なんですね。
ずっと物書きしてたらこんな時間でした。


さて、そんな夕方に、ぎゅううってなったワタクシの心の続きをお話しましょうかね。


ワタクシとリコのスレチガイな出逢い、いや、出逢わないが正解か、そんなぶらりとした日常が少しづつ減ってきたんです。


リコが入院する回数が増えたんですよね。


リコの二人の子供、男の子と女の子で、しー、と、りーと言います。
二人の面倒をあやちゃんが見ることも増えました。


リコがこんなことを言う回数が増えてきました。


「ちく、あやちゃんと結婚しなよ。おすすめだよ。」
「あやちゃんのママン姿が似合ってきた!」


そのたびに、ワタクシは
「リコ、何言ってるの、まったく、バカなこと言わない。」


で、リコがだいたい
「バカじゃないもん!」
って怒るんですよね。


そしてリコがとうとう。


「ちく、バイバイしよ。私じゃない誰かをみつけて。」


何度もやりとりをしました。引き止めました。
でもね、頑固なんですよね。あれは。
とうとう、お別れをしたんです。
リコと。


でもね、しばらくして、こんなメールが。
「かみさま、お腹すいた、なんかちょうだい。」


そこからワタクシはかみさまに。


リコ「ねえ、かみさま、また、あちしチョキチョキできるかな。」
かみさま「したいんでしょ?できるよ。」


リコ「ねえ、かみさま、なんかあやちゃん最近やさしいんだけど。」
かみさま「それは逆にこわいね。」


リコ「ねえ、かみさま、ちにたくない。」
かみさま「誰が死んで良いっていった?」


・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
・・・


かみさまに声が届かなくなったよ。
だから、いったのに、誰が死んでいいっていったって。
まったく、バカだな、もう。


でもね、誰からも言われてないんだよ。
死んだってことを。
その後、あやちゃんとした会話の中でも。


この後、最後のお話。
ワタクシが未だにほんとうにあった話か、いまだに分からない理由、聞いてくださいな。


それではまた会いましょ。会えたときに。

サポートエリアとな。設定してみました。知見を広めることに役立てたいなと。