見出し画像

「ハロー赤ちゃん」に行ってきました

ハロー赤ちゃん

・公益財団法人母子衛生研究会が主催する初産婦向けのイベント。

・東京都は年に4回開催され、先着順で申込。(申込初日はしばらくサーバーが落ちていた)

イベント内容

フルートコンサート (約30分)

・飯島幸子さんによるフルートのコンサート。クラシックのメジャーどころやディズニーの曲などを演奏。

・トークでは飯島さんご自身の出産エピソードも。

広島大学 二川先生 (約30分)

・歯周病は切迫早産の原因にもなる

・生後19週~29週は「感染の窓」と呼ばれ、齲歯の原因のミュータンス菌に感染しやすい。逆に、この時期を守り切れば生涯齲歯になりにくい。

・子供の齲歯の80%以上は両親のどちらかから感染

・やはり糖分はミュータンス菌の生着率を上げる

・ここで平成28年に先生がホンマでっかTVに出演した時の映像を視聴。(L8020乳酸菌について)

・L8020乳酸菌はミュータンス菌、歯周病菌を減少させる。

・L8020乳酸菌はヨーグルトなどで商品化されている。歯を磨いた後などに摂取するとよい。

コンチェルト 大村Dr. (約45分)

・参加した妊婦から事前に回収した質問に答える形での講演

・切迫早産の症状…出血と腹痛

・「お腹が張る」とはどのような感じか?→仰向けになり膝を立てた状態で両手指でおへその下の高さのお腹を左右から押した場合、左右とも同じぐらいの硬さであれば「張っている」状態

・切迫早産にならないためにできること6つ

①歯の管理をしっかりする…虫歯は積極的に治療する

②お腹や胸(乳首)をマッサージしない

③ウォシュレットを使用する際は肛門にかかった水が膣部にかからないように、トイレットペーパーで膣にふたをすること(感染が切迫早産の原因となるため)

④おりものシートを控える(膣を密閉してしまった場合、膣の嫌気性菌が増えるため?)

⑤湯舟に入って清潔にする

⑥腸内フローラを整える(ビフィズス菌摂取…商品名でいうとビビダス、ヤクルト、エビオス錠がおすすめらしい)

・妊娠線を避けるためには妊娠線予防クリームを頻回に塗ること。お風呂でまだ体が濡れている状態で白色ワセリンを塗るのがおすすめらしい。

・便秘で悩む人はリンゴより柑橘系がいいらしい

・浮腫…腹帯などの腹部を締め付けていないか、蛋白質摂取が足りているか?

・妊娠中は高たんぱく、低炭水化物を心がける。餃子の餡と皮の割合ぐらいがちょうどいいらしい。(餃子が完全食と先生おっしゃっていた)

・葉酸サプリを妊娠後期まで内服していると、児の喘息の罹患率が高いというイギリスの論文はまだ否定されていない。神経系は20週までにできているので、それ以降はサプリで内服するよりは、食餌から摂取するとよい。なお、葉酸は早剥や乳幼児突然死症候群を予防する。

・授乳期は骨が脆弱化しやすいのでカルシウム、ビタミンD、Kを接種するように

・子供をアレルギーにさせたくなければ産まれて1年間の保湿が大切。乳児湿疹がアトピー性皮膚炎に発展するので乳児湿疹を当たり前だと思わないこと

・妊婦の体重増加は最近は学会でもうるさく言わないようにしている。(病的でない限り)

※上記は各先生の見解であり、エビデンスについては保証できません

その他

・お土産をいろいろいただいた(写真はのちほど)

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?