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「志高く」バックナンバー⑰~始まり~

こんにちは、志高塾です。

志高塾のホームページにて、毎週火曜日に更新されている代表のブログ「志高く」。

今回は、その始まりのVol.1を再録させて頂きます。今から15年前、2008年に掲載された文章です。
(ちなみに、内部向けの「志高く」はそれより以前の、2007年4月に発行されました。そちらも折を見てお届けいたします)

節目のVol.600を前に、その原点をじっくりとご覧頂ければ幸いです。


Vol.1「『志高く』に込める想い」(2008年2月/HP掲載)

「志高く」は、二○○七年四月の志高塾開校以来、生徒の親御様向けに月に一度、私が書いてきたものです。授業を行っている中で感じたことをベースにして私が考えたことを書くことにより、少しでも子どもたちの日頃の勉強に役立ててもらえればという思いから始めました。

現在の世の中ではありとあらゆる面で情報が氾濫しています。教育も例外ではありません。まるでファッションなどと同様に流行があるかのような取り扱われ方をしています。ただ、初等教育は当然のこと、中学、高校の中等教育までは、高等教育に向けての基礎を築く時期であり、ほぼ流行などはないはずなのです。そして、そのような時期に行う勉強の目的は、大きく分けると次の二つになります。それは、考える力をつけることと、知識を蓄えることです。そして、これはいつの時代も変わらないはずのことなのです。

常に変わらないものだからこそ、表面的なものに惑わされるのではなく、その真理を追究しつづけることが大事なのです。基礎を築くための教育に携わる者にとって真理を追究するというのは、考える力の成長と知識の蓄えをどのようにしていけば促すことができるのかを考え、行動して行くことに他なりません。

このように考え、行動している志高塾を、授業以外でより正確に表現する場が「志高く」なのです。長々と書いてきましたが、「志高く」を掲載することには、以下のような目的があります。

①「志高く」を書くことにより、志高塾がよりよい教育をすることに役立てる
②志高塾の行っている教育をより正確に理解していただき、興味を持っていただいた方に通っていただく
③「志高く」を読んで、勉強に役立てていただく

我々は、当然のことながら現在通っている生徒を一番に考えています。私が日頃感じていることを月に一度文章にまとめようとすることにより、その過程で、改めて授業のことなどを客観的に、また俯瞰して考えることができるようになります。そして、そうすることによって得られた事柄を授業にフィードバックして行くことにより、よい授業につなげることができます。

ミスマッチを無くすということも重要です。求めているものが志高塾には無いのに志高塾に通うこと、志高塾の行っているような教育に興味を持っているのに、それを知らずに別の教育機関に通うことのいずれも不幸です。だから、嘘偽りのない、ありのままの志高塾を感じていただくことにより、志高塾が求めている教育にあっているのかの判断をしていただきたいのです。

情報の氾濫に加担することなく、かつ前に挙げた三つの目的を実現するのはハードルの高いことだと思いますが、月に一度だけ、それにチャレンジして行きたいと思います。

                              松蔭俊輔

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