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講師のおすすめ本③~夏の処方本と、こんな日に読みたい本📚~

こんにちは。志高塾です。

今回掲載するのは、西北校の社会人講師・山下の図書紹介文です。昨年書いてもらった「夏の処方本(○○な症状が出る人におすすめ)」と、「こんな日に読みたい本」の2本立てです。主に西北校で勤務している、社員の徳野による講師紹介コメントとともにお届けいたします。

ちなみに2冊目の本。12月に図書委員を務めた生徒が推薦図書として選び、紹介してくれました。「最近読んだ本で、一番面白かったから」とのことです。(もし許可がとれたら、その紹介文も今後掲載したいと考えています)
誰かの「この本いいよ」が、ほかの誰かに伝わって、その人がまた「この本いいよ」と薦めてくれる。すてきな本のめぐりかただなと思います。

徳野の講師紹介コメント

自分は志高塾の一員である、という強い自覚と責任感を持っている先生です。
授業中もただ教材を添削するのではなく、その生徒の国語、広いところでは「学ぶこと」に対する思いを引き出し、より前向きな気持ちにしてあげるために出来ることを熱心に講じています。

今回取り上げた紹介文には温かいメッセージが込められています。

そして、その送り先として想定されている生徒像も「読書の楽しみがどうしても分からない人」という風にとてもリアルです。ただただ大人の理想を押しつけるのではなく、自然体の子どもたちに寄り添いながら先導者として道筋の一つを柔らかに示してくれています。

毎日がつまらないと思っている人/忘れられない夏休みを過ごしたい人におすすめ(中高生以上)

『オオルリ流星群』伊与原新 著 角川書店

毎日同じことのくり返し、やりたいことなんてない、
クラスの中での自分の順位はこれくらいで、
あの子には勝てるわけがない、
将来の進路はだいたいこんなところか・・・
そんなふうに感じていませんか?

この本は、くすぶってしまった大人たちが高校時代にやり残してきたことを取り戻しに行く物語です。

これから大人になるみなさんにもきっと刺さるものがあるはず。

読んだあとには、街の光が届かないところから星を眺めてみたくなるかもしれません。コロナ禍で下火になっていた観望会も、この夏休みにはたくさん催されるのではないでしょうか。

是非一度体験してください。

読書しろと言われるけど、気が進まない日に読んでほしい本(小学校高学年以上)

『99%の誘拐』岡嶋二人 著 講談社文庫

国語は嫌いだし、将来は理系の進路を考えているし、実は本なんて読みたくないんだけど・・・
でも、学校でも塾でも読書をしましょうと言われる・・・そんな日にはこの本をおすすめします。

 パソコンに興味がある、将来エンジニアの道に進みたい、という人は、ここ数十年の間に起こったテクノロジーの進化の歴史を体感し、これが三十年以上前に書かれた本であることに驚くことでしょう。

 二十年の時を経て起こった二つの誘拐事件は、果たしてどんな関わりがあるのか?
そして著者名を見るとわかる通り、これは二人の人物による合作です。そんなやり方もあるんですね。

いろんな意味で興味深く、一気に読ませる力のある本です。
とりあえず、ページを開いてみてください。

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