心を財務諸表で表現してみた

会計の勉強をしていると何でもかんでも財務諸表に例えるというはたから見たらキモい思考習慣が身につく。
しかし今日もめげずに財務諸表に例えてみる。

今回は心というふんわりとした概念をバッチバチに型にはめて構造化してみる。

まずは会計を勉強したことがない人向けに財務諸表についてざっくり説明していく。ここは重要でないので、読み飛ばしてもええよ

財務諸表の代表的なものとして2種類挙げられる。1つは貸借対照表(BS)でもう1つが損益計算書(PL)。

貸借対照表は企業内に蓄えられているストックであり、プラスのストックが資産で、マイナスのストックが負債である。その差額が純資産。

損益計算書は一会計期間(大体1年)のフローを表し、インフローが収益で、アウトフローが費用。

この2つを通じて会社の財政状態及び経営成績を示すわけですな。

次に本題。心を上記のストック・フローに当てはめてみるぞ〜。

まずストックについて、プラスのストックが幸福であり、マイナスのストックがストレス。そしてその差額が正味の幸福度。

幸福が多く、ストレスが少なければ心が健康で、ストレスが優位であればうつ状態と判断する。
程度はどうやって測るの?分からん。

次にフロー。資産たる幸福を増やし、負債たるストレスを減らす収益的概念は「良いイベント」とする。代表例は美味しいものを食べること。
そして、幸福を減らし、ストレスを増やす費用的概念は、「しんどいイベント」とする。代表例は失恋。

心におけるBSは精神の健康状態を示し、PLは健康状態の変化に対する原因を示す。

次に財務諸表を作るにあたって、BSとPLは対等ではなく、どちらかを重視し、もう片方はそれを支える役割をすることになる。
PLを重視する考え方を収益費用中心観(動体論)と言い、BSを重視する考え方を資産負債中心観(静態論)と言う。

心における動体論は、最大多数の最大幸福と言った量的幸福を目指し、幸福につながるイベントは多ければ多いほど良く、しんどいイベントは無い方がいいという考え方になる。

これに対し、静態論は、幸福とストレスのバランスを重視するため、ストレス0、幸福100の状態が必ずしも健全とは考えない。この場合、PLは精神のバランスを保つ調整弁の役割を持つ。

現実に照らし合わせれば静態論が主流なのかな。

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?