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筆が乗らない(2023年9月17日の日記)

 どうやら、同人誌の入稿締め切り日まで、あと33日らしい。
 11月11日の『文学フリマ東京37』で出す同人誌のことだ。早割で安く刷りたいため、そのぶん前倒しで入稿する。
 私の同人イベント参加は2度目、文芸同人誌を出すのは初めてである初心者で、安全のため、なるべく早く本文を完成させたい。
 2冊出すのだが、表紙を除けば片方はあと半分、もう片方は誤字脱字の確認で終わる。
 着手して1ヶ月、最初はやる気に満ちあふれていたが、なんだかダレてきた。これが「スランプ」だろうか。こう書くと、ちょっとかっこいい。
 このスランプの外的要因は、某事務所の推しのヒガシが大変なことになっているからだ。ヒガシはこの先、舞台仕事があるのだが、その先の芸能の道が絶たれてしまう可能性が極めて高い。
 正直、この件についての社会的禍根や事務所の立ち位置の理解について、ヒガシファンの中で良くも悪くも意識の差が出ているのが観測できる。 
 旧ツイッターのおすすめに嫌な意見が勝手に流れてくるし、もう疲れちゃって 全然動けなくてェ……
 そうして(それでも)私は、旧ツイッターに張り付き、柔らかな知っ得情報を発信するツイッタラーに夢中になって、原稿をそっちのけにしているのであった。原稿って言葉も、かっこいい。同人初心者。
 そうだ、ここで、私が同人の世界に夢中になった原点を思い出してみよう。
 初めて行った同人誌即売会は、2008年くらいの夏コミだ。二次創作を個人サイトで読んでいたころ、たまたまコミケというイベントを知り、某ジャンルの同人誌を夢中で買った。やおいが大好きだった。今でもそのジャンルは継続している。コンテンツ内HLイベントの多さで、当時のやおい者がどこに居るかは知らないが……。
 一方で、私の創作の原点は、実は絵だ。初めて開いた個人サイトでも絵を載せていた。絵描きになって人気者になりたいとさえ思っていた。そして、絵が上手いかたに嫉妬していた時期もあった。
 コロナ禍前にツイッターを始めるまで、自分に文章作成が向いていることに気づいていなかった。いまでは、適材適所という言葉がよくわかる。
 そしていまでも、性懲りもなく文章で一山当てたいと思っている。のは誇張だが、文学フリマで定期的に訪れてくれるファンがひとりでも居てくれたらいいなと思う。
 自分のことを振り返ってみたら、なんだかやる気が出てきた。
 半分まで進んだ原稿は、書くことは決まっている。メモ書きでもいいから、とにかくやってみよう。誤字脱字確認のほうも、タブレットや紙へのコピーで媒体を変えて読み直してみよう。
 
 まずは、この文章をnoteにアップしてから……。

スマホのホーム画面の一部

〈おわり〉