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海外の伝統工芸を知っているか?

「日本の伝統工芸を海外に売ろう!」というのは、よく言われている事だと思います。
国内の売り上げが減少していく中で、その打開策として打ち出される案です。

勿論海外で人気が出て売れてくれれば最高なのですが、ここは冷静な視点も重要なんだろうと思います。

どれくらい知っている?

例えば、自分が海外の伝統工芸品を知っているか考えてみると、良い頭の体操になると思います。

私で言うとペルシャ絨毯とか、バリ島辺りの木彫り人形なんかが頭にパッと浮かびます。
しかし、実際に購入した事はありません。

要するに、自分の国以外の工芸品や民芸品は、ほとんどの人にとって”興味が無い”物なんだろうと思います。

機能で売る

余程その国に愛着を持った人で無い限り、「現地の工芸品だから」という理由では買ってもらえません。

百貨店などを見ていても、海外の人が買っていくのは刃物類だったり、実用的なものが多いです。

なので国内向けにはストーリーを重点的に、海外向けには機能面を重点的に宣伝するというのも有効なのかも知れません。

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