詩 僕の血

僕の血、それは真っ赤な色をしているが
苦しみ抜いた青空を映した赤い色だ

僕の血管、それは灰色
いつも孤独でさびしくて
僕の神経も血管も鋼のようにしなやかだ

若い頃からいつも僕は
美しい詩を沢山読んだっけ

そのおかげで僕の青春は、さみしくなかった
けれど美しい女の人に
僕はあまり会えなかった

孤独な魂よ、おまえは詩を読み、書き
そうして他の孤独な魂に
大きな慰めを与えよ

そうしてひたすら歯車を回せ
それがお前の務めだ

詩人は詩を書き
画家は絵を描き
小説家は小説を書き
野球選手は野球をする

そうしてこの大きな地球(アース)は
一大成層圏となるだろう

2024.4.15

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