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会社四季報オンラインの公式noteです。85年の歴史の中で培ってきた『会社四季報』の豊富なデータと、それを生かした独自コンテンツで、あなたの投資に対する「コワイ」を解消していきます。https://shikiho.toyokeizai.net/

最近の記事

次世代航空燃料「SAF」普及で市場の関心が高まる11銘柄

グリーン成長戦略でも拡大方針6月末にSAF(持続可能な航空燃料)について2つの報道がありました。 1つは6月24日のものです。IHI(7013)がシンガポール科学技術研究庁傘下の研究機関であるISCE²と持続可能なSAFの合成技術の開発に取り組んでいます。今回、水素とCO2からSAFの原料となる液体炭化水素を合成する一連のプロセスを検証するための試験装置を設置し、小型スケールでの試験を年内に開始するというものです。 もう1つは6月26日、三菱UFJフィナンシャルグループ(83

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    • やっぱり割安放置の中小型株が今後上昇するかもしれない

      四季報夏号でわかった6つのポイント『会社四季報』2024年夏号(第3集)の完全読破で、私の四季報読破は27年目、107冊となった。 「迫力に欠ける」夏号から感じた「6つのポイント」とは? 読破後の第一印象は、「迫力に欠ける四季報」という感じだった。その理由は簡単だ。前期2024年3月期の決算が出来すぎで、今期は増益ながら増益率が大きく落ち込み、勢いに一服感があるからだ。

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      • 人口世界一の「有望市場」、インドで飛躍期待の6銘柄

        農業機械など幅広い業種が参戦6月に行われたインドの総選挙では、モディ首相が率いるインド人民党が大幅に議席を減らし、単独では過半数を確保することができませんでした。与党連合では過半数を維持したことから、就任から10年が経つモディ首相が引き続き政権を担います。ただ、モディ氏の求心力が弱まったとする見方が強まり、インド株は一時大幅に下落する場面がありました。現在は落ち着きを取り戻して高値近辺で推移しています。 今年4月、IMF(国際通貨基金)は2025年にインドが名目GDP(国内

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        • 「人的投資が増えれば日経平均も上昇する」と言えるワケ

          やっぱり今年は「大転換の年」だ前回の「四季報で『人的投資』を積極的に実施している企業を探せ」に続き、今回も、『会社四季報』春号(2024年2集)の少数ワードである「人的投資」をテーマにお伝えしたい。 初めてこのコラムを読む方のために解説すると、「少数ワード」とは、まだ一般的には知られていない、いわば水面下にある株式市場の潜在テーマのことだ。今後大きなテーマに化ける可能性がある「注目のキーワード」である。 定期昇給は日本全体の賃金制度として定着

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        マガジン

        • 会社四季報オンライン活用術
          7本

        記事

          株主還元強化へ、累進配当制度導入で注目したい10銘柄

          業界問わず導入企業が続く東証が上場企業に「資本コストや株価を意識した経営の実現」に向けた対応を要請しているため、株主還元を強化する企業が増えています。上場企業の2024年3月期の配当と自己株買いを合わせた株主還元総額は約25兆円と、2年連続で過去最高となる見通しの報道もあります。 4月末から5月中旬ごろの間に決算発表をした企業の中には、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて方針を示す企業が多数ありました。際立ったのは、「累進配当」を実施する企業が増えたことです。累進配

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          株主還元強化へ、累進配当制度導入で注目したい10銘柄

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          四季報で「人的投資」を積極的に実施している企業を探せ

          「人への投資」をする会社に売りなし今回と次回のコラムでは、『会社四季報』2024年春号(2集)における各社の本文の中で、わずか5件しかヒットしなかった「少数ワード」についてお伝えしたい。 この連載を初めて読む方のためにいつも説明しているが、「少数ワード」とは、まだ一般的には知られていない、いわば水面下にある株式市場の潜在テーマのことだ。今後大きなテーマに化ける可能性がある「注目のキーワード」だと思っていただきたい。 ようやく企業が「人的投資」に本気で取り組み始めた

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          四季報で「人的投資」を積極的に実施している企業を探せ

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          急増するSNS型投資詐欺、対策急務で注目したい関連4銘柄

          芸能事務所向けサービスも登場警察庁は5月17日、SNSなどを通じて対面せずに金銭をだまし取る「SNS型投資詐欺」の2024年1~3月の被害状況について発表しました。3カ月間で認知件数が1700件、被害額は約219億3000万円にのぼったとしています。昨年の1~3月の被害額は約29億1000万円で、被害額は約7.5倍と急増しており拡大傾向にあるものとみられます。 実際、4月には茨城県在住の70代女性が約7億円をだまし取られたとの報道がありました。経済アナリストの森永卓郎氏や堀

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          急増するSNS型投資詐欺、対策急務で注目したい関連4銘柄

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          大地震に備えよ ! 弱い地盤を強くする「注目の新工法」

          国土強靭化に必要な新技術となるか今回のコラムも、最新の『会社四季報』春号(2024年2集)の本文コメントの中で、たった1社(1件)しかヒットしなかった「少数ワード」についてお伝えしたい。 この連載を初めて読む方のためにいつも説明しているが、「少数ワード」とは、まだ一般的には知られていない、いわば水面下にある株式市場の潜在テーマのことだ。今後大きなテーマに化ける可能性がある注目のキーワードだと思っていただきたい。 東京ディズニーリゾートが大震災でも「びくともしなかった」ワケ

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          「物言う株主」による株主提案の行方を注目したい12銘柄

          提案数や賛成率は増加傾向に6月下旬の株主総会シーズンに向けて、株主提案がなされたというニュースが多くなっています。 東京証券取引所による「資本コストや株価を意識した経営」要請なども影響し、株主提案は増加傾向にあります。2023年の6月株主総会では、株主提案が90社に対して行われ、提案数は344と過去最多となりました。 東洋建設(1890)では株主提案が可決され、資産運用会社「ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス(YFO)」が提案していた取締役候補9人中7人が選任さ

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          日米首脳会談で再脚光、期待大の防衛・宇宙関連10銘柄

          造船業界は軍艦艇補修が追い風に新年度相場以降、世界の株式市場は不安定な状況が続いています。 アメリカの金利高止まり、イスラエルとイランとの攻撃で地政学リスクも高まっています。また、台湾のTSMC(TSM)が2024年の半導体市場の成長見通しを引き下げたことが、これまで、相場を牽引した半導体関連の下落が要因となっています。 今年の1月から3月までは、これまで経験したことのない良好な相場環境でしたが、一転して雲行きが怪しくなっています。 そんな折、4月10日に岸田文雄首相とア

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          日米首脳会談で再脚光、期待大の防衛・宇宙関連10銘柄

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          迫り来る「2025年の崖」問題で注目の「DX関連企業」とは?

          「もう1つの2025年問題」も追い風に今回は『会社四季報』2024年春号(2集)で初めて登場し、かつ、1件しかヒットしなかった「少数ワード」の「2025年の崖」について考えてみたい。 この連載を初めて読む方のためにいつも説明しているが、「少数ワード」とは、まだ一般的には知られていない、いわば水面下にある株式市場の潜在テーマのことだ。今後大きなテーマに化ける可能性がある注目のキーワードだと思っていただきたい。 「2025年の崖」とは何なのか

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          経営方針発表シーズン、株主還元強化で注目したい5銘柄

          累進配当を採用する企業も続々岸田文雄首相は、3月29日にアメリカの投資ファンド大手ブラックストーンのスティーブン・シュワルツマンCEO(最高経営責任者)と、4月3日には、モルガン・スタンレーのテッド・ピックCEOら日米の金融関係者と意見交換しました。その際、岸田首相は企業と投資家との対話や、コーポレート・ガバナンス改革の重要性について触れ、改革を一段と強化する方針を示しました。 東証の要請に応じて「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について開示した企業は、今

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          新年度に最も注目したい業種と「活躍期待の9銘柄」とは?

          目立たないが投資チャンスは大きい前回のコラム「『極端な半導体相場』のあとに買われる銘柄が見えてきた」では『会社四季報』2024年春号(第2集)の読破直後の第1印象と、読破で感じた3つの大きな変化についてお伝えした。今回は最新号を改めて詳しく分析してみた。 【見出し】ランキングは「来期も企業業績堅調」を示唆 まず3月に発売される春号は、発売後すぐに3月期の決算をまたいでしまう。そのため分析するにあたっては、業績については「来期予想」を見ることが重要になる。

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          エヌビディア会議で熱視線、「ロボット関連」の有望4銘柄

          要注目はAI半導体だけじゃないアメリカの半導体大手であるエヌビディア(NVDA)が3月18日、年次の開発者会議を開催しました。対面方式での開催は新型コロナウイルスの感染拡大以降で初めてでした。 この会議で同社のジェンスン・フアンCEO(最高経営責任者)は約2時間にわたって講演。最新の人工知能(AI)半導体を2024年内に投入すると発表しました。データセンター向けの半導体において、サーバーでAIが質問に答える際のデータ処理性能が従来よりも高まるとしています。 ヒト型ロボット

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          「極端な半導体相場」のあとに買われる銘柄が見えてきた

          最新の「四季報春号」でわかったこと3月18日に発売された『会社四季報』の2024年春号(第2集)の完全読破で、私の四季報完全読破は27年目、106冊となった。 春号読破後の第1印象をひとことで言うと「2000年のITバブル時と同じぐらい、四季報読破の威力や充実感を感じられない、しんどい読破だった」ということだ。 今は日経平均と大型株だけが上がる「2極化相場」

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          「極端な半導体相場」のあとに買われる銘柄が見えてきた

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          「もしトラ」に伴う国策変更に備えて注視したい14銘柄

          年央から年末にかけての重要テーマ一時は4万0472円まで上昇した日経平均株価ですが、年明け以降に急ピッチで値上がりが続いた反動から、足元は調整局面を迎えています。しかし、東証プライム市場の売買代金は連日5兆円を超えており、依然として高水準を維持しています。 こうした相場状況の中で、年央から年末にかけての株式市場を大きく左右しそうなのが、11月に実施が予定されているアメリカ大統領選挙です。 野党・共和党の候補者だった元国連大使のニッキー・ヘイリー氏は3月6日、大統領選に向け

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