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エンジニアに、「進捗どう?」と聞くのはもうやめよう

こんにちは!エンジニアの敷地(@shikichee)です。
今回は、エンジニアと一緒に働く方に向けて、エンジニアに開発物の進捗を確認したいときにオススメな手法を書いてみます。

・「進捗どう?」と聞くのではなく、「困っていることない?」と聞こう
・「進捗どう?」と聞くことのデメリット
・問題の共有を積極的に歓迎しよう
・人を責めるのではなく、 問題にフォーカスしよう

「進捗どう?」と聞くのではなく、「困っていることない?」と聞こう

普段、エンジニアと仕事をするときに、こういったシーンはないでしょうか?

このエンジニアの来週には出来るという言葉を信じて、1週間後果たして出来ているでしょうか?
実は全然出来ていなかった。という経験はないでしょうか?

僕にはあります。
前職で10人ぐらいのエンジニアのマネジメントをしていたのですが、どうしても進捗が気になって、「進捗どうですか?」と聞くことが多々ありました。その時に、「大丈夫です。」と言われることが多かったのですが、本当に大丈夫だったことは少ないです。

そんな時に使える「困っていることはない?」というフレーズを紹介したいと思います。

「進捗どう?」と聞くことのデメリット

そもそも、エンジニアに進捗どう?と聞いて、なぜうまくいかないのでしょうか?
以下のような理由から、エンジニアの見積もりが甘いのもあります。

・技術的に検証してみないと見積もれない
・テストの工数を考慮していない

しかし、それ以上に、「進捗どうですか?」という言葉には、無言の圧力があります。
発言側が意図していなくても、なんで進捗報告してくれないのか?いつになったら出来るのか?というというプレッシャーを受け手は感じるのです。

進捗が遅れていることを伝えたら、責められるのではないか?という心配や責任感から、受け手は希望的観測で判断した納期のみを伝えることになります。

人を責めるのではなく、 問題にフォーカスしよう

そんな時は、以下のようなフレーズを使うのがオススメです。

・不安に思っているところはない?
・困っていることはない?
・懸念点はない?

全てほぼ同じ意味ですが、毎回同じフレーズを使うのも微妙なので少しずつ変えるといいかもしれません。

こういったフレーズを使うと、「実は、こういうことがありまして。。。」と、話してくれることが多いです。
ここで重要なのは、相手を攻めるのではなく積極的に問題の共有を歓迎し、それを受け入れる姿勢です。出てきた問題に対して、本人だけで解決が難しいようであれば、一緒に解決するスタンスを見せていくことが大事です。

問題の共有を積極的に歓迎しよう

私が所属しているUbieでは、インターンや業務委託の人も最近増えてきており、その中でリモート勤務の人も増えてきました。その結果、進捗共有がしづらい状況に陥ることが多々ありました。

最初は、進捗を聞くこともありましたが、なかなかうまくいきませんでした。相手にプレッシャーを与えていたのだと思います。
そこで、「困っていることありませんか?」と聞くと、「実は、この辺で躓いてて。。」と、問題を話してくれるようになりました。

そういった発言を続けていくと、こちらが聞く前に、問題を自分から言ってくれる人が出てくるようになりました。その結果、問題の共有を積極的に歓迎する文化が生まれたように思えます。

今では、人に進捗を確認したいきに、社内でよく使われるフレーズとなっています。

まとめ

「進捗どう?」という言葉は、責める側と、責められる側という構造になった瞬間、うまくいきません。
受け手が、プレッシャーから問題を隠そうとするからです。

受け手が、「相手が責めているわけではなく、単純に進捗が知りたいんだな?」と感じられるぐらい親密なコミュニケーションが出来るようになれば、「進捗どう?」という言葉でもいいと思います。

「困っていることはない?」というフレーズ、ぜひ使ってみてください。

・「進捗どう?」と聞くのではなく、「困っていることない?」と聞こう
・「進捗どう?」と聞くことのデメリット
・問題の共有を積極的に歓迎しよう
・人を責めるのではなく、 問題にフォーカスしよう

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