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花は譜く、理は芽吹く #1

多彩なクリエイターが所属する才能のバケモノ集団、KAMITSUBAKI STUDIO。

かのスタジオに所属するVsingerのひとり、理芽。

彼女の記念すべきファーストワンマンライブ「ニューロマンス」が、
2021年5月15日、全編ARライブという新しい取り組みも携え、ついに開催されましたね。

ワンマンライブ、という立て付けでライブを開催したのは、
神椿に所属するシンガーの中では、
最初にデビューした花譜に続いて二人目でしたね。

理芽のデビューから1年半?くらいでしょうか。
この日を楽しみにしていたファンの数は計り知れないでしょう。

もちろん僕もその一人です。


私はVtuberやVsingerのイベントやライブがあるたびに、
なんとなくその場でTwitterに感想をつらつらと書くばかりで、
時間が経つと流れてしまい、読み返すことができなくなる、
ということを繰り返してました。

なんだがせっかくその時感じたことを文字にしたのに、
あとになって見返せないのも勿体無いので、
文体や形式はともかく、時間が経っても見返せるような場所、
ひとまずはこのnoteに、記録は残していこうと思います。


セトリがどうのとか、演出がどうのとか、いろいろよかったところはあるんですが、羅列するだけでも仕方ないので、
ライブを通して思った、花譜と理芽、二人の存在と楽曲について、特に感じたことだけを簡単に。

とりあえず昨日Twitterにつらつらと連投した内容をさっくりとまとめて貼っておこうかなと…


とにかく、とてもよいライブでした。
花譜とはまた違った、薄暗い地下のライブハウスで週末酒でも煽りながら聴いてちょうどいいような、妙にしっくりくる、気持ちにストンと綺麗に落ちてきてハマるような、そんなスッキリとした味わいのライブだったなぁと思いました。

理芽ちゃん本人の歌唱の癖や声の美しさは言わずもがな、
笹川真生氏の創る曲×理芽の相性の良さがいかんなく発揮されていたなと思う次第です。

いつぞや花譜ちゃんも言ってましたが、
笹川真生氏が創り理芽が唄う曲は、こう、
実態がぼやけているというか、歌詞の捉え方や意味するところの解釈が明示されていないというか、
情景描写がはっきりしていないところが多いのかなって感じます。


「曲や詞が意味するところの大部分の解釈を聴き手に委ねている」
そんな楽曲が、彼女のオリジナル曲には多いのかなって思います。
聞いていてリラックスしやすいというか、考えすぎずに聴いていられるような気がして、それが理芽ちゃんの歌い方ともすごくマッチしてるところがあるのかなって思いましたね
改めて言うのも今更でしょうが、、、


それでいうと僕は花譜派なんですよね。
それは1曲1曲の歌詞の解釈に、作り手が伝えたい意味や気持ちをものすごく高密度に込めていて、聴き手はそれを紐解き解釈する思考を挟まざるを得ない、てところが面白いなぁって感じるからかなと。

まぁ、ただ、メッセージ性の強い詞、曲って、
聞いて咀嚼するのに結構エネルギーが必要だし、
そうやって解釈したことが作り手の伝えたかった本当の気持ちなのかって答え合わせはできないし、
考えすぎると逆に辛くなったり、疲弊したりする側面もあるなと思います。

逆にそれが楽しめる人が花譜が好きな人には多いのかなって、
思ったりなんだりしてます。


僕は花譜を観測し始めたことをきっかけに神椿全体も好きになったし、
その過程で周りの人に布教もしまくってたんですよね。
その結果、今日一緒にライブ視聴した友人は理芽派になってたんすけど、

彼は「音楽が大好きって」ところから入ってるから、
どっちかって言うと歌詞の意味を深く噛み砕くような、物語性を求める楽しみ方というより、「音楽として自分が良いと思えるものかどうか」っていうことの方が重要なファクターなようで。

もちろん僕も神椿のクリエイターの皆さんが作る曲が好きだし、
それを歌い上げる彼女たちが好きなんですが、
どうも着眼点というか出発点というか、価値の置き方とその比重が異なるなぁと、同じものを見ても、魅力を感じるポイントというか、価値を見出す観点というのは人によって違うのだなぁと、そんなことを思いました。


物事には色々な楽しみ方があるし、
その人にとって本当にいいと思うもの、
好きだなと思うポイントは違うけど、
さまざまな「好き」が内包されてたくさんの愛があることで、
アーティストという存在は成り立っているんだなって実感が、
ライブというイベントでダイレクトに伝わってきて、とても良い気持ちになりました。

そんな日でした。



そうそう、最後に、理芽ちゃんが話していた、
「テクノロジーを介した好きの多様性」
についてのお話が、とても耳に残りました。

バーチャルな存在と、リアルな存在、
好きという気持ちの発信者と、受け取り手との関係性。

これからの世界、多種多様な「好き」の形が、
テクノロジーの力を介して、
形を変えながらも、末長く、続いていくような、
そんな希望を抱ける、とっても素敵なお話しでした。


あとARの演出が神がかりすぎて、
光の反射で左耳のイヤリングがキラキラ光ってるの、
めっちゃ好きです。



そんなライブの様子はまだ見返すことができます。
アーカイブ視聴は5月23日まで、
またライブで初披露となった新曲8曲(!!)を含めた、
理芽初のオリジナルフルアルバムも発売とのこと。

新しい才能の芽吹きを、みんなで観測していきましょ。




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