見出し画像

「共感」と「同情」の違い。

こんにちは!士載です!

今から書くコトは、
カウンセラー、医療者、社会福祉従事者に
共通するコトだと想います。

今から、二十年弱前に、
私が介護学生の頃、
社会福祉援助技術
(今は多分、科目名が変わっている)の
テキストに書いてあったコトが、
やっと、その正確な意味が理解できた
ので、ブログに書きたいと想います。

書いてあった文はこうです。

「『同情』に基づいてではなく、
『共感的理解』に基づいて仕事を
しなくてはいけない。」

テキストには、そう書いてあるだけで、
「それは、分かり易く言うと、
どういうコト?」という疑問符があり、
今の今まで、モヤモヤしていました。

今朝起きて、「そういうコトだったのか!」と
閃いたので、ブログでシェアしたいと
想います。

「『同情』という状態とは、
クライエントさんと自分の感情に
飲み込まれてしまって、
周りが観えなくなる状態。」

「『共感』という状態とは、
クライエントさんの感情を客観的に理解し、
同時に、事実を冷静に把握できる状態。」

プロのカウンセラー、医療者、
社会福祉従事者は、「共感」に基づいて
仕事をしなければいけません。

また、精神科医、カウンセラーが
「家族に対してカウンセリングを施す」ことが
非常に難しい理由は、家族に対してだと
どうしても、「同情」に傾いてしまうから
なのだと、腑に落ちました。

カウンセラーとして、仕事で、
クライエントさんや自分の感情に
飲み込まれ易いヒトは、まだまだ、
研鑽を積む必要があると想います。

「公認心理師」とか「臨床心理士」の
資格がなくても、カウンセラーとして
仕事をしてもイイ理由
(名称独占資格になっている理由)は、
カウンセラーとして働く絶対条件が
この「共感的理解」に徹しきれるか
どうかだからだと想います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?