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星を継ぐもの

月面で発見された宇宙服を着た死体、調べてみたら5万年前の人間(らしき生物)だった!5万年前にどうやって月へ行ったのか?いったい彼は誰なんだ?

15年くらい前にこの本のあらすじを読んで猛烈に読みたくなった。月に放置された5万年前の死体の謎を知りたい。だけど…外国文学の翻訳が苦手、SF小説を読んだことがない、本を開いてどのページを見てもびっしりと細かい字で埋まっている。読み切る自信がなくて買うのを断念した。

それから柴田元幸や村上春樹といった、丁寧で読みやすい翻訳をする作品を少しずつ読んで苦手意識をなんとか克服して、15年経ってようやく念願の「星を継ぐもの」を買った。そろそろ「海外SFジャンル」も挫折しないでいけるんじゃないか。新版として字が少し大きくなって読みやすくなったのも嬉しい。

これがまた本当に面白かった。15年間諦めずにきた甲斐があった。予想を遥かに上回る驚愕の展開で、現代SFの金字塔と評されるのも頷けるストーリーだった。

理数系の用語がばんばん出てくるけど、全部無視してどんどん読み進めてOK!宇宙ものやSFものに興味がない人にこそおすすめの作品。

〜おまけ写真〜

44年前の作品が今でも売れ続け、版を重ねて104版!

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