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開業宣言は周りにどう受け止められるか?

こんにちは、ばるじぇのの太い方です。

開業宣言をしてから約1年半が経ちました。

私事を含めつつ現在の状況をまとめると、

  • 妻が店舗兼住宅を購入

  • 妻が少しずつ移住の準備中(5月に移住)

  • 妻がビジネスコンテスト発表準備中

  • 妻がもうすぐ第二子出産予定

  • 調理師学校も最終学年に突入

  • ワインエキスパート合格

と、そろそろ開業に向けても動き出しています。
(ええ、ほとんど妻しか頑張ってません)

98%聞かれるのはジャンル

さて、改めてこの1年半を振り返ってみると、結構な方々に「ぼく、飲食店やるんです」と名刺代わりのひと言をお見舞いしてきたな、と思います。

別に、自慢することでもないですし、そんなつもりで言ってることは毛頭ありません。

ただ単に、「最近、仕事どう?」や「仕事、何してるん?」といった、どうも答えづらい質問に対する回答を可及的大きく膨らませるためのひと言です。

そして、面白いことに、
「飲食店やるんです」
に続く質問は、98%同じです。

なに料理を出すん?」です。

この質問が出ること自体、興味を少しは持ってくれることが多いのか、はたまた「この太っちょなおっさんにいったい全体なにが作れるというのか(いや作れない)」という反語なのか、条件反射的に聞いてしまったのかは知るところではありません。

ちなみに98%受ける質問なのに、未だに1番困る質問です。なんせ決まっていないので。

ここだけの話、イタリアンも好きだし、屋号はスペイン語だし、フレンチみたくバターがドバーッと入るのもいい。日本料理の繊細さも大切にしたいし、中華の油がドバーッと入るのもいい。さりとて、気軽に楽しめるネパール人直伝のカレーもメニューに入れたい。ブレブレです。

まさにサラダボウル・ダイニング。

そう。
今後はそう呼ぶことにします。


冗談はさておき、
最近はいろいろなお店のメニュー開発話を読んで参考にしていますが、やはり、やりたいのは…

  • 実家、自分たちで育てた野菜中心で

  • 定番メニューが5割

  • 季節替わり気分替わりが5割

  • ワイン、日本酒を中心にお酒との相性重視

  • 余ったら家族で食べられるもの

大切にしたいのは、第二の家のようなイメージで、肩肘を張らずにゆっくり過ごせること。

フレンチフルコースとか、豚骨ラーメンとか、手打ち蕎麦とかは作れませんちょっとぼくの方向性とは違うと思っています。

これはまたどこかの話で書こうと思います。

イイねと言われるが、大丈夫とは言われない

話が逸れましたか、「なに料理を出すの?」の質問に答えると、これまた98%の方々は、

へえ、いいね

と仰るわけです。

もちろん頭の中までわかりません。

「いいよなお気楽で」「絶対ムリだろ」「とりあえず反応に困るのでイイねと答える」とまあ、多岐にわたるかもわかりませんが、基本は友好的です。

なかにはこんなことを言ってくれる人も。

お金に困ったら融資するよ
(by会社経営者)
→そんなこと言える大人になりたいです

金沢に帰るとこできたわ
(by故郷を捨てた高校の同級生)
→おう、いつでも来いよ。でもタダじゃないよ

開店したら花贈るわ!」(多数)
→花より団子や

行けたら行くわ!」(多数)
→それは来んやつや

ありがたいことに、肯定的な言葉をもらうことが多いですが、決して「大丈夫!君ならできる」と言われないのも面白いところです。

よく転職をする際などに周囲に言われる「あなたならどこに行っても大丈夫」というセリフ。

幸いにもぼくも人生で1回だけ言われたことがあり、強烈な自信をもらったことがあります。

なんなら今でも鮮明に覚えているほど印象的なので、ぼくも誰かの人生に印象を残そうと、この言葉をひっきりなしに乱用しているのですが。

ところがこの1年半。
誰にも言われません。
むしろ、親には「大学院まで行ったのに」と言われる始末。

確かにそりゃそうだろう。と思います。

ぼくには飲食店の経験はないし、一般的に飲食店で働くイメージには「大変」という言葉は浮かんでも、「充実」だとか「幸せ」とは結びつかないと思います。

ひとつの考え方として、「大丈夫」と言われないことは、まさに今の自分たちの立ち位置を示してくれています。

ネガティブに捉えれば「リスキー」だし、ポジティブに捉えれば「未知数」です。きっと。

余談ですが、農家だった亡き祖父は、若かりし頃、投資に失敗したり、養蜂に失敗したり、とにかくチャレンジャーだったそう。

その話を聞いたとき、それまで農家一筋で真面目だと思っていた祖父も、実は挑戦者だったのかと、妙に嬉しくなったのを覚えています。

失敗を重ねても天寿を全うできた祖父に倣い(多分、祖母がめちゃくちゃしっかりしてたから全うできたのだと思うが)、

「やっぱり大丈夫だったね」

とでも言われるような一歩一歩を踏み出していきたいところです(そして妻がめちゃくちゃしっかりしてるので全うできそう)。

そんなばるじぇのの細い方が投稿するインスタ。

果たして成功するのか、失敗するのか?興味がわいたらぜひフォローしてくれると嬉しいです。

妻に内緒でnoteやってたんですがバレました。


次回は、石川県のビジコンのお話を書きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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