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「頼まれごとは試されごと」

一昨日から私のゲストハウスに、移住を検討されている方が宿泊されており、その方が千葉で「民間で図書館をされている会社」でお勤めだったので、「民間の図書館!?」ちょっと聞かせてくださいと、どっちがどっちの話を聞きにきたのかわからなくなるほど、宿泊される方のこれまでの活動や、これからどんな生活をしたいみたいな話を聞きつつ、三原に古本屋みたいな場所欲しいな〜なんて考えながら、持続性とかも考えつつ、
やっぱり図書館だけで収益作るのは難しいから、うちはこんなことで収益を出しているから赤字でもいいらしい、あ〜なるほど、だったら三原で仮にやるとしたら、やっぱりこんなのが現実的ですかね〜
という話をしていた。

その方が、本が好きな人というのはあまり外に出て交流したいみたいなのがないから、意外と好きな本を持ち寄った交流会をしても人が集まらないのだという話の中で、でも好きな本だったりが共通している方同士って、やっぱり意気投合することが多いですよね。
とおっしゃっていて、確かに。と思った。

私も初対面の人でも、〇〇の本が好きだといっていれば、そこに嘘がないなら信用できる、という本がある。

前回noteでも書いたことがあるが、稲盛和夫さんの「生き方」
超有名な本なので、好きな人多いだろうが、「7つの習慣」「人を動かす」などが、私は感銘を受けて、少なからず私の人生に影響を与えている。

私はもともと全く本を読む人間ではなかった。
国語がとにかく嫌い。算数ばっかりやっていた。
活字なんて、これ絵本か?くらい字が大きい本しか読まなかった。それも、強制されれば読む。というレベル。

そんな私を見かねてか、母親が「人を動かす」という本を私に突然勧めてきて、そして私は初めて本を一番最後まで読んだ。
その本の中で、一番影響を受けた節が「盗人にも5分の理を認める」という節、今でもことあるごとに意識している。
そんなことを移住検討者の方の話を聞いた後に考えて、なんだかんだ自分という人間は、いろんな偉人のいろんな言葉を取り入れて、頑張って謙虚に生きようとしているのだなと思った。

こんなことはどうでもよくて、最近の活動としては、まちづくり三原主催の、「まちづくるー講座」というものに参加させてもらっていて、これがまた、なんともゆるくていい。
私はいつもガツガツしすぎる。
何件SNSにリールを投稿して、そこから何件無料相談に繋げ、何人は見込み顧客としてキープする。受注できそうなものは受注して、、
そしたら生活できるくらいは仕事につながるかはずだと、

でも、別にそこまで考えず、いいじゃん、今の自分ってどこに躓いてるんだろうとか、何がしたいんだっけみたいな、もっとゆるく、自分を見つめ直す機会を与えてくれる、それが「まちづくるー講座」の立ち位置な気がして、
あー、こんなアプローチの仕方があったんだと、
案外その方が、キツキツに数字で決めていくよりも動けちゃう人もいて、反省しつつ、勉強しつつ、、なんでも参加してみるもんだなと思った。

ところでまた話は変わって、「頼まれごとは試されごと」という言葉を聞いたことがある人もいるだろうが、人生の岐路でいつも、そんなこと私にできるのだろうかということを、頼まれることがある。
防衛大学校の時、「1学年のリーダーになってくれないかと」上級生に言われた時、いや自分よりもっと優秀な人間いるだろうと、でもちょっとやりたいかもと(ただし、断れる雰囲気ではない)引き受けることにした。
案の定、ご存知の方もいるだろうが、鬱寸前まで行って大学を辞める一歩手前まで行ったことがある。その時に先輩に言われたのが、「四方、お前は責任感が強いくせにメンタルが弱い、めんどくさいやつだ」と言われ、めちゃくちゃ的確だとその時感じたのを覚えている。
本当にいい経験だった。それでもリーダーやりたがるのだから、やっぱりクソ面倒なやつだ。
そして、初めて一部屋まるまるマンションのリノベーションを頼まれた時。
「四方くん、あんたこれから独立するなら、一棟目に私の物件やってみなさい」と、マンションなんてやったことない、床めくったことない、知らないことが多すぎる。私には難しいです。でもやってみたいです。ずるいやつだなと思う。任せてくださいとは言えなかった。それだけ自信がなかった。
あくまであなたが私を選んだんですからねと、そう言いたげな、ダサい受注の仕方をした。
結果、私がリノベーションした物件は3ヶ月で売れた。
その人は成功報酬を私に渡す時、「少ないけれど、このお金でたくさんの人に会いなさい。あなたを救い上げてくれる人が必ずいる」といって手を握ってくれた。

「頼まれごとは試されごと」自分にできないかもなんて、相手もわかっているだろう。でも頼んでくれたのであれば、今度は任せてくださいとカッコよく受注して結果を出したい。
「向き不向きより前向きに」大学時代の上官が言っていた。とにかく、向いてるかわからなくてもやってみよう!
そして、「向き不向きよりムキムキ」友達が言っていた。
とにかく、わからんけど、筋トレ行こう!

夏が来た。ノースリーブが似合う男になってやる。

ではまた。


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