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飯田さゆり with Friends ~クラッシックコンサート~

こんにちは。しかないかよこです。
昨晩、娘と一緒にコンサートに行きました。

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ニューヨークに駐在していた時、娘がピアノを習っていた先生が、日本でコンサートを開催されたのです。飯田さゆり先生は、現在もニューヨークにお住まいで、このコンサートのために来日されました。このコンサートは4月に開催予定でしたが、コロナ禍で延期となったのです。今回も、コロナ感染が広がってきているので、どうなることやらと心配でした。正に、満を持しての開催で、この日のためにご準備された皆様のご尽力を思うと、会場に着いただけで胸がぐっと熱くなりました。

前回のさゆり先生のコンサートは、2018年12月でした。あれから2年が経ちましたが、先生はお変わりなく美しく、颯爽と檀上にあがっていらっしゃいました。アメリカでさゆり先生のご主人様のコンサートに行った時、指揮者であるご主人様が「My beautiful wife」とさゆり先生をご紹介されていたことを思い出しました。

ピアノの演奏が始まる前から、私の心はコロナ禍の動けない状況から解き放たれ、ニューヨークで通った先生のお宅のレッスン場やコンサート会場に飛んでいました。

第1部さゆり先生のピアノ演奏は、私のつたない文才では表現できないものでした。先生の奏でるピアノの音色に身を委ね過ごす至福の時間で、ずっとこのままこの時間が止まらなければ良いのに・・・と思いました。

演奏後、さゆり先生が檀上で「ニューヨークでは、劇場が閉まり、いつ、生で演奏できる時が来るか全く先がみえません。そんな中、このように生で演奏をお届けできて言葉にならないぐらい感動しています。このような厳しい状況で足を運んでくださった皆様に感謝です。」とお話されました。先生の演奏を生で聴くことができて、私も万感の思いでした。

第2部は、メシアン作曲のQuatuor pour la Fin du Tempsでした。ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、クラリネットの四重奏曲でした。この曲が作曲されたのは収容所の中、初演ももちろん収容所だそうです。8楽章の最後の音が、とても澄んでいて、消えることのない希望の灯、心に広がる平安を感じました。

私はクラッシック通ではないので、曲についてあれこれと論じることはできませんが、音楽は心を解放してくれると改めて思いました。演奏を聴いている時、調べにのって心が自由に羽ばたいている気持になりました。
音楽は心を開放する癒しであり、希望に繋がると感じたひと時でした。

最後に主催者の方から「4月にコンサートが中止になり、先が見えない中でしたが、今日を迎えられたのは、このような中でも練習を重ね今日に備えてくださった演奏者の皆様のご尽力の賜物です。そして、さゆりさんに弾いていただきたい、コンサートをしたいと思い続け、今日に繋がりました。」とお話がありました。

終演後、さゆり先生に「次回のコンサートでお目にかかること」をお約束して帰途につきました。
1年の最後に希望と平安へ導く演奏の中で「思い続けることの大切さ」を感じたコンサートでした。

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